2015年05月14日 07時09分14秒 | 政治
人民武力(国防)部長は、軍総政治局長、軍総参謀長と並ぶ朝鮮人民軍トップの要職で、主に後方支援と国際交流を担当。政策立案は、強い権限を持つ国防委員会と朝鮮労働党の中央軍事委員会が行っている。
韓国の情報機関・国家情報院5月13日、韓国国会の情報委員会に出席した与党議員の話として伝えたのを、聯合ニュースが報じた。ただし、金正恩第1書記= 元帥が5月4日に視察した先で映っている画像に玄永哲人民武力部長の姿もあり、公開処刑の情報の信憑性がまだ疑われている。
◆玄永哲人民武力部長は、北朝鮮軍の李英鎬(リ・ヨンホ)総参謀長(故金正日総書記が2009年2月に、総参謀長に任命、69歳)が2012年7月16 日、労働党の要職を全て解任された際、後任の総参謀長に任命された。大将だったが、17日に「次帥」に昇進した。北朝鮮は18日、金正恩最高司令官に「共 和国元帥」の称号を授与したと発表している。
この一連の人事の背後には、最大の実力組織である軍を誰が握るかをめぐる「権力闘争」があったと言われ、「銃撃戦」情報も流れ、「李英鎬総参謀長は殺さ れた」という見方も出ていた。「先軍政治」の実質的な頂点に立っていた李英鎬総参謀長の粛清は、それまでの北朝鮮の経済政策や外交、核開発をめぐり路線変 更が行われた。
李英鎬総参謀長の粛清を仕切ったのは、金正日の妹の金敬姫(キム・ギョンヒ)女史(66歳)と崔竜海(チェ・ヨンヘ)軍総政治局長(62歳)、呉克烈 (オ・グンリョル)国防委員会副委員長(71歳)の3人であった。李英鎬総参謀長の粛清は、金正日総書記の「遺言」を覆す実質的な「クーデター」で、金敬 姫女史が認めた。金正恩第一書紀=元帥は、中国流の「改革・解放」路線に大きく舵を切ることができた。
玄永哲人民武力部長は2014年6月に就任して1年に満たない。9月に国防委員会委員に就任していた。朝鮮人民軍の最高幹部の一人で、4月中旬にはロシ アのモスクワを訪問してショイグ国防相と会談したほか、安全保障に関する国際会議にも出席。4月24、25日に平壌で開かれた軍訓練幹部大会に出席し、ひ な壇に座っており、27、28日には、平壌市で開かれた音楽公演にも参加していたという。
◆しかし、北朝鮮内部では、金正恩第一書紀=元帥に対する「暗殺計画」や「クーデター計画」の情報が、しばしば取り沙汰されており、金正恩第一書紀=元帥 の政権基盤は、未だ盤石ではない。このため、金正恩第一書紀=元帥側は、「暗殺計画」や「クーデター計画」を企てている「反逆者」を炙り出す目的で、わざ とニセの「暗殺計画」や「クーデター計画」を仕立てる策謀も使っている。
逆に、反逆者を公開処刑して、恐怖政治を行う一方、「窮鼠猫を食む」の譬えにより、反逆者に蜂起させて一網打尽に捕まえる奇手も使うことも辞さない。
【参考引用】
NHKNEWSwebは5月13日午後0時14分、「北朝鮮 人民武力相を反逆罪で処刑か」というタイトルをつけて、以下のように配信した。
韓国の情報機関は、北朝鮮の国防相にあたるヒョン・ヨンチョル人民武力相が先月、反逆の罪で処刑され たという情報があることを明らかにしました。これは、韓国の情報機関、国家情報院が13日、国会の情報委員会で説明したもので、出席した議員によります と、北朝鮮の国防相にあたるヒョン・ヨンチョル人民武力相が先月末、ピョンヤンにある射撃場で銃殺されたという情報があるということです。ヒョン人民武力 相は、朝鮮人民軍の総参謀長を務めた軍の最高幹部の一人で、先月中旬にはロシアのモスクワを訪問してショイグ国防相と会談したほか、安全保障に関する国際 会議にも出席しました。処刑の理由について、国家情報院は「キム・ジョンウン(金正恩)第1書記の指示に従わず、不満を述べたことなどが、反逆罪にあたる として処刑されたという情報があるが、さらに分析が必要だ」と説明したということです。
また、おととし12月に、キム第1書記のおじで後見人とされたチャン・ソンテク氏が処刑されたときとは異なり、朝鮮労働党政治局の決定や裁判などの手続き を経ずに処刑されたと分析しています。このため、国家情報院は「キム第1書記が幹部に対する不信感を強め、手続きを無視して、恐怖政治を推し進めている」 として、今後の北朝鮮情勢を注視する必要があると指摘しています。
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
習近平国家主席、李克強首相ら「チャイナ・セブン」は、「小沢一郎代表による日本の政権交代」を待望!
◆〔特別情報①〕
中国共産党1党独裁北京政府の習近平国家主席、李克強首相ら最高指導部「チャイナ・セブン」は、「仮想敵国第1位=中国」を事実上、宣言している安倍晋 三首相、中谷元防衛相、菅義偉官房長官らによる自民、公明両党連立政権では、「日中関係は改善できない」と諦めているという。しかし、米国との同盟関係強 化を図る「安全保障整備関連法案」が成立の暁には、米国は「日中戦争」に引き込もうとしていると警戒、「戦争回避には、小沢一郎代表はじめ親中派の政治家 に政権を樹立してもらわなくてはならない」と日本の政権交代を待望する声が高まってきているという。これは、中国の情報機関関係筋からの情報である。
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平成27年6月7日 (日)
「第3次世界大戦」と「400年戦争のない平和な時代」、二者択一の岐路に立つ
~日本列島を襲う「天変地異」の下、世界を救う指導者が登場する 引用元http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e