教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

田舎暮らし<本澤二郎の「日本の風景」(4391)

2022年03月21日 11時37分12秒 | 国際・政治

田舎暮らし<本澤二郎の「日本の風景」(4391)

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田舎暮らし<本澤二郎の「日本の風景」(4391)

4時に起きて原稿1本、30分かけて溝払い現場へ一人歩く>

 昔は長靴にシャベルを持参、今回はカマで現場へと35分。当地では水田に水を引く小川の清掃を地域(部落)総出で、年間数回する。狭い市道の土手の草刈りや、山から道路に伸びてくる草木の伐採も。従って、健康な老人でないと、農村に住むことは出来ない。田舎暮らしもいいが、辛いこともあることを、都会の田舎暮らし希望者は知っておくとよい。

 欠席すると、大金を取られるという罰則も存在する。そんな日が昨日の、梅の花も散った3月20日に実施された。忘れないうちに言うことがある。都会の自治会費に相当するものが、金額にして数倍以上であることに驚く。都内のマンション暮らしをしてた頃は毎月100円、消防費などなかった。地方では消防費も取られるから、余計に「税金」を払わないと、生活できないのだ。

 そんなわけで、昨日は遅れてはならないと覚悟して、早寝早起きで準備した。午前4時に起きて、炊飯器に電気を入れ、原稿を一本処理した。まだ7時なので納豆ご飯を用意した。幼いころ食べた納豆の味がしない。辛子の味がよくない。それに日々、納豆の大豆の量が極端に減っているのも気になる。

 15歳で上京、北辰電機の大衆食堂で食べた最高の朝食は、納豆に生卵をかけた定食が忘れられない。そんなわけで、納豆に生卵、そこにネギと削り節、庭先で採取したフキノトウを刻んでかき回して完成。おいしく食べて朝の7時30分前に自宅を飛び出した。

 昔は長靴にシャベル、今回は軽いカマを持参して、本日の散歩を兼ねて歩いた。大半の人たちは、車である。たまに自転車組も。途中で「乗りませんか」と声をかけてくれる親切な夫人には「歩く」と胸を張って歩き続けた。約束の8時に現場到着。大勢で1000メートルほどの「溝払い」に参加した。

 半人前の仕事に満足するほかなかった。若いころ、子供連れで山に入った入り口を見つけた。手前の橋は立派に完成していた。山から清水が音を立てて流れていた、美しい自然はそのままだった。この先に住むUさんは、我が家の周辺に大きな土地を所有、野菜を作っていたが、今は外国人が。

 

<少し体力がないと務まらない。車は不可欠=免許更新が大変>

 こんなわけだから、老いたら田舎で野菜作りで安楽に過ごしたい、と思ってもそうはいかない。行事に参加できないと大金をせしめられる。税金なら、異論があれば行政訴訟という方法があるが、田舎はそうもいかない。

 多少の預金と体力が必要なのだ。

 小生には近くに兄と弟がいる。同級生もいるので、何かあれば助けてくれるだろうが、全く縁のない農村に住みつくと、人間関係が大変である。「田舎暮らし」も安直に考えて行動すると、火傷をする覚悟も必要かもしれない。車は必要だ。免許の更新が一苦労だ。

 

<油断すると戦前の国家神道の後裔・神社神道の氏子にさせられる!>

 最近、善良な弁護士と話をしていて痛感させられることは、今の日本人は老いも若きも憲法を読んでいない。政教分離という大事な原則さえ知らない。それは役人や国会議員もいるから始末が悪い。

 戦争体験者もいなくなっている。戦争犯罪の元凶は、天皇制下の国家神道と教育勅語だ。日本人のほとんどが赤紙一枚で、侵略戦争に引きずり出され、300万人が命を落とした。これの先頭を走っていた人物が、やはり昭和天皇であることが、最近になってはっきりと証明された。

 それ以前は、森喜朗が首相として「日本は天皇中心の神の国」と神道政治議員連盟の場で公言、国民を驚愕させた。驚くべき時代錯誤の森の後継者が小泉や安倍だった。森友事件で教育勅語が浮上した。国際社会に深刻な打撃を与えた。正に極右の原点は、国家神道・教育勅語で、それが今に生きている証拠と証明である。

 国家神道は戦後直ちに廃止されたが、神社本庁として看板を塗り替えて再生した。無数の神社神道は、戦争犯罪勢力・戦争神社そのものである。地方に行くと、これが当たり前のように活動している。油断をしていると、神道の信者である氏子にさせられる。 

 事実上、信教の自由がない?歴史と憲法は、日本人として大事な基礎的な教養で、学者・文化人の専売特許ではない。田舎暮らしの大事な点である。

 

<無農薬野菜作りは健康の秘訣=晴耕雨読が最善>

 ことしは義弟夫妻にもらったイチゴの実が出来るかどうか。昨年は桑が初めてたわわに実ったが、天候のせいで腐ってしまった。今年どうか?期待と不安が募る。二本の桃の栽培は、素人には難しいが、どうなるか。高額果物に対抗する我が家の挑戦であるのだが?

 我が家の自慢は柚子ジャムだ。昨年は無農薬ジャムが成功して、友人に喜ばれた。野菜はいまニンニクが成長している。期待しているところだ。

 

<廃屋あり・休耕地あり・山あり=農業大好きな若者大歓迎>

 地方行政に関心がない。先日届いた市長選投票用紙に仰天したばかりだ。袖ヶ浦市の無能・無責任行政が木更津市でも?信頼できる病院が少ないことも悩みの種か。廃屋や休耕地が目立つ農村。それでも、農業や山が好きな若者が地方に、農村に集まる時代になろうとしている。

2022年3月21日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 
 
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どうなる日本<本澤二郎の「日本の風景」(4390)

2022年03月21日 05時52分12秒 | 国際・政治

どうなる日本<本澤二郎の「日本の風景」(4390)

どうなる日本<本澤二郎の「日本の風景」(4390)

<「日銀・黒田は直ちに辞めよ」「しかし、後任者はいない」という悲劇>

ロシア・ウクライナ戦争に目を向けている間に、日本の金融政策が大失敗・崩壊に瀕している。それでも、アベノミクスの根幹を支えた日本銀行の黒田の舵取りが続いている。この間、500兆円前後か、それ以上の金を溜め込んだ財閥とその傀儡政府は、黒田の首を撥ねようとしていない。

 

 天文学的な金融緩和による円のバラマキをして、意図的に円安政策・日本価値の激減を推進、他方で日銀が株の大半を保有するというキチガイ路線を踏襲してきたアベノミクスが、コロナと戦争と欧米の金利上昇で、とうとう馬脚を現した。もはや打つ手がない。日銀崩壊である。

 

 日々円安が天井知らずに進行している、そこに石油天然ガスなどが急激に高騰して、99%国民生活を地獄へと引きずり込んでいる。日銀の黒田退治が公然と噴きあがって当然だろう。ただし、そのことを新聞テレビは報道しない。相変わらずの黒田の寝言会見を不勉強な記者が国民に垂れ流している。

 

 経済通は怒り狂って、毎日のように電話をしてくる。「書け」と哀願してくるほどである。むろん、ゆでガエルはそれでも気付こうとしない。日本人のすごいところだ。

 

<ぼろぼろのアベノミクス下の金融政策=日銀崩壊か>

 日本人は、アベノミクスという中進国行きの特急列車に押し込められてしまったのだ。そこにコロナが襲来した。4兆円五輪賭博で誤魔化そうとしたが、当然、大きな赤字が生まれた。その臭い赤字処理について、東京都も議会も言論も沈黙している。都合の悪い事実には蓋をかける日本政府・アベノミクス流儀である。

 

 データ改ざんは森友の安倍事件だけではなかった。GDP上げを目的とした、厚労省と国交省のデータ改ざん事件が発覚して、日本政府と霞が関の不正が暴かれたが、今では沙汰闇。果たしてそれだけか。2021年を経過してみると、既にかつての経済大国は、OECDなどすべての国際的データによって、先進国から落馬して、中進国に没落していたのだ。

 

 そのはずだ。異様な円刷りという金融緩和政策による、円の価値を意図的に下げる日銀の金融政策によって、現在は円売りドル買いへと移ってしまった。貿易収支の大赤字で、ドルもなくなっている。それでも黒田は、輸入大国ゆえの急激な物価高を「一時的」という嘘で逃げまくっている。そのことを追及しない政府と与野党の議会と言論界である。ロシアに似ていようか?

 

 市民の台所を直撃しているだけではない。馬鹿高い介護保険を支払わせられている年金族は、年金崩壊の危機を本気で恐れ、怯えている。あまつさえ、その年金で紙っぺらになるロシア債を購入していた事実も判明、その驚きは尋常ではない。

 

 物価は需要と供給によって決まる。今は世界恐慌といえる不況下において、物価がぐいぐいと跳ね上がっている。今後もさらに続くだろう。戦争による異常な原油高が、拍車をかけている。車にも乗れない時代である。

 

 今の喫緊の課題は、戦争を止めることである。しかし、日本は片方を支援して、戦争の継続に突き進んでいる。戦争に正義はない。善玉はいない。被害者は女と子供である。裏でずる賢いバイデンがエンジンをかけ、英雄気取りのゼレンスキーに塩を送り続けている。それにプーチンの大馬鹿が応戦する構図である。

 経済破綻は両国だけではない。世界が深刻な被害を受けている。日本も危うい。本当に深刻だが、政府・霞が関・与野党議会は相変わらず、ゆでガエルの有様である。

 

<「黒田は財務官わずか」「金融は素人」発言を垂れ流すだけの新聞記者>

 経済通の怒りは天を突く勢いだ。「黒田は財務省で財務官を少しだけかじった男。金融政策は分からない。これまでの実績が証明している。黒田は素人だ。直ちに首を斬り捨て、責任を取らせるべきだ」と公然と非難している。

 

 彼は新聞記者の劣化にも言及する。「黒田の出鱈目会見を垂れ流すだけで、真面目に批判しようとしていない」とも。その通りだろうが、今の新聞テレビの首脳部が真実報道にブレーキを掛けているはずだ。

 

 最近の新聞人に反骨の人物はいない。「第一、打つ手のない日銀に後継総裁候補がいない。焼けただれた原野にのこのこと出て行って、再建してやるという気概のある金融政策人間はいない。禁じ手を次々と行使した黒田アベノミクスの日銀を再建できる人物などいない」ということが真相だろう。

 

 経済破綻寸前のロシアを笑える日本ではないのだ。

2022年3月20日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 
 
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コメント(1件)

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1.唐澤辰巳

 これは驚き。投稿から1~2時間で消されてしまいました。確かに本澤二郎氏の意向とは相容れない内容でしたが反対意見に目を通し、耳を傾ける心の余裕を持ちたいものです。イエスマンしか置かない、これ即ちプーチンや習近平、金正恩です。それが出来なければ投稿欄は無用の長物として無くしてしまえば如何?

 
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