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安倍国葬反対の影で荒れる大地(上)<本澤二郎の「日本の風景」(4557)
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安倍国葬反対の影で荒れる大地(上)<本澤二郎の「日本の風景」(4557)
<河川汚染=君津・木更津・袖ヶ浦の小櫃川水道が危険水域に!>
新米の季節だが、房総半島のコメ農家の表情は明るくない。世界的な食糧危機において、日本は休耕田対策を返上し、人類救済のために米や麦の生産に力を入れなければならない。そんな発想が農林水産省にはない。世は挙げて、安倍国葬強行反対で揺れている。
その陰で地方自治体は眠って、仕事をしない役人ばかりか。人間が生きるための大地が、猛毒に汚染されていることを、ようやく市民も分かってきた。自治体と産廃業者の腐敗によって、毒物が水源地に埋設されていることが明らかにされている。その結果、たとえば房総半島の水道事業が厳しい事態に追い込まれている!
「水源地の汚染物質埋設に対して地方公務員も腐りきっていて、まともに仕事をしていない」(千葉県森林組合幹部の御園豊氏=袖ヶ浦市)、「木更津・君津・袖ヶ浦の水道が危ないというのに役所も首長、千葉県知事も動かない。マスコミさえも無視して、業者の味方をしている。こんな日本にした安倍内閣10年を総括して、国葬とはどういうことか、ふざけるな、と叫びたい心境だ」(同)。
安倍の「美しい国」、国際勝共連合の初代会長の「美しい国」が、破壊されている現実に対して、自然が豊かなはずだった住民の怒りは天を突く勢いだ。自然破壊は全国に及んでいるだろう。「君津・木更津・袖ヶ浦の小櫃川水域の水が危険にさらされている!」と住民は警鐘を鳴らしている。先に要望書を袖ヶ浦市に提出したのだが、まだ反応はない。
<住民の要望に逃げる粕谷・袖ヶ浦市長と担当役人は業者と癒着疑惑>
頭が腐ると、体全体が腐る!清和会・安倍内閣10年の間に地方自治も衰退、公務員も「今だけ、自分だけ、金だけ」という悲劇的な精神に堕落してしまった。御園夫妻は元自民党代議士秘書を歴任、地方の事情に明るい。しかし、自ら地方の崩壊を目撃、居ても立ってもいられなくなり、地区の役員になった場面で腰を上げた。行政のぶざまな姿に毎日落ち込みながらも、周囲の水源地が悪辣な業者によって破壊されていく事態に怒りながら、公然と立ち向かっている。
地域の破壊に立ち上がった古河鉱山鉱毒事件の田中正造ほどではないまでも、やや似た思いにかられているのだろう。「腐った首長や小役人にお灸をすえる残り人生」と周囲の住民は、夫妻の健闘に期待をかけている。
産廃業者の不正や、毒物の埋設暴利目的の太陽光発電事業のことも学んだという。悪徳利権業者と自治体との構造的腐敗関係を思い知らされながらも、怒りの抗議をやめるつもりはない。いずれは、むしろ旗を立てての行政への抗議活動も視野に入れているようだ。もといた古巣の自民党は、腐りきって逃げ足が速い。公明党も同様で、自民党レベルまでに落ち込んでしまった。共産党も地方レベルだと、力が弱く頼れない。「一人立つ」しかないとの思いらしい。
<林地区陣場台山林伐採と違法埋め立てと太陽光発電=高放射能検出で飛び上がる地元住民=0・13マイクロシーベルトはSOS>
森林法によって山林伐採は許可が必要だが、悪徳暴利業者はハナから無視する。行政の出番だが、役所も警察も沈黙している。双方の癒着が見て取れる。さらに、大掛かりな埋め立てに際して、有毒な物資が運び込まれる。その中にはフクシマの汚染放射性物資も。
その上を土壌で埋め、蓋をして何食わぬ顔をして、太陽光を建設する。この悪辣な業者の手口を教えてくれた人物は、群馬県の警察正常化協議会や市民運動家だった。
その周囲から信じられない高放射能が検出された。真犯人を地域住民が発見した点はすごい。色も臭いもしない放射能を発見した袖ヶ浦市の林地区住民に、多くの国民は敬意を表するだろう。ことは千葉県に限らない。安倍内閣の悪政の一つは、フクシマ放射能汚染の列島化なのだ。0・13マイクロシーベルトは危険な放射能レベルである。
<アスベスト埋め立て疑惑=大騒音砂埃粉塵=近隣住民ガン患者多発>
ソーラー発電を隠れ蓑にしての放射性物質の埋設の前には「連日、白い噴煙が立ち込めていた。大騒音と砂埃と粉塵に悩まされた」と近くに住む林地区前区長らの証言がある。
御園豊夫妻は、その証拠写真を資料として持参してくれた。「アスベストではないかと疑っている」という。
案の定、11戸の近隣住民のうち、7戸からがん患者が多発していた。このことだけでも大変な事態だが、袖ヶ浦市は「因果関係が不明」として逃げて、原因を追及しようとはしない。安倍にならっているのだろう。自公両党の市議団も右ナラエ。共産党市議も寝ている有様という。地方自治は完全に崩壊している。
<千葉県警も木更津署も感度ゼロ?>
こうした場面では、正義の警察の出番である。しかし、千葉県警も動かない。木更津署も、である。こちらもお休み中と住民は嘆く。環境省も沈黙したままだ。お話にならない。安倍国葬に狂奔する岸田内閣にとって地方など無関心なのだ。ちなみに、この問題を追及している夫妻が仕えた衆院議員は、宏池会のはずだったが。
現在の清和会官房長官の選挙区の隣での重大事件である。
2022年9月7日記(政治評論家)