2025年大阪・関西万博会場予定地の人工島・夢洲(ゆめしま)(大阪市此花区)にある工事現場で3月に起きた爆発事故を巡り、万博を運営する日本国際博覧会協会(万博協会)は27日、新たに事故現場の写真3枚を公表した。協会担当者は「(事故を)矮小(わいしょう)化しているという誤解が生じており追加で写真を公表した」と説明している。

 新たに公開された3枚は、いずれも工事業者側が撮影し協会に報告したもの。事故翌日の3月29日に協会が公表した写真とは別の角度から撮影されており、当初公開されたものでは確認できなかった損傷箇所が写っている。

 爆発事故は3月28日にトイレの建築現場で発生。作業で出た火花が地中にたまっていたメタンガスに引火し、コンクリートの床などが破損した。けが人はいなかった。【藤河匠】