本日はジャズボーカルから1枚、アニタ・オデイの「アニタ・オデイ・シングス・ザ・ウィナーズ」を紹介します。人によって好みはあるでしょうが、女性ボーカルと言えば黒人ではエラ・フィッツジェラルドとサラ・ヴォーン、白人だとクリス・コナーとこのアニタが代表格ではないでしょうか?ハスキーな歌声で決して美声とは言えませんが、独特のスイング感覚と洒落たアドリブで多くのファンを虜にしてきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/0b/c5fde2e9c61531c1f16ed0f8fb575cec.jpg)
1958年にヴァーヴに録音した本作は、当時のジャズシーンをリードしたビッグネームの代表曲をアニタのボーカルで楽しむという企画。“Body And Soul”や“My Funny Valentine”など歌モノもありますが、ディジー・ガレスピー“A Night In Tunisia”やマイルス・デイヴィス“Four”などインスト曲に歌詞を付けて歌っているのがユニークですね。デューク・エリントン“Take The A Train”やウディ・ハーマン“Four Brothers”ではお得意のスキャットで管楽器と絶妙の掛け合いを聴かせてくれます。
アレンジは前半6曲がマーティ・ペイチ、後半6曲がラッセル・ガルシアが担当しています。ガルシアの方はいかにもビッグバンド然とした演奏ですが、ペイチの方は各楽器のソロを随所に挟んだ切れ味鋭いアレンジ。バド・シャンク(アルト)、リッチー・カミューカ(テナー)、ビル・パーキンス(テナー)など西海岸の一流ミュージシャン達がアニタのボーカルを盛り立てます。
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1958年にヴァーヴに録音した本作は、当時のジャズシーンをリードしたビッグネームの代表曲をアニタのボーカルで楽しむという企画。“Body And Soul”や“My Funny Valentine”など歌モノもありますが、ディジー・ガレスピー“A Night In Tunisia”やマイルス・デイヴィス“Four”などインスト曲に歌詞を付けて歌っているのがユニークですね。デューク・エリントン“Take The A Train”やウディ・ハーマン“Four Brothers”ではお得意のスキャットで管楽器と絶妙の掛け合いを聴かせてくれます。
アレンジは前半6曲がマーティ・ペイチ、後半6曲がラッセル・ガルシアが担当しています。ガルシアの方はいかにもビッグバンド然とした演奏ですが、ペイチの方は各楽器のソロを随所に挟んだ切れ味鋭いアレンジ。バド・シャンク(アルト)、リッチー・カミューカ(テナー)、ビル・パーキンス(テナー)など西海岸の一流ミュージシャン達がアニタのボーカルを盛り立てます。