アトランティック廉価版シリーズ第3弾です。このシリーズ、マイナーな作品が多いですが意外と質がいいですね。今日はソニー・スティットの1962年作品「ソニー・スティット&ザ・トップ・ブラス」を紹介します。スティットと言えば1940年代から70年代まで長きに渡り第一線で活躍したサックス奏者で、とにかくリーダー作が多い。一説によれば100作を超えるとか。演奏スタイルもほぼ変わりなく、時代がどれだけ変わろうがビバップの伝統を保持し続けました。ただ、そのせいで早死にしたパーカーのような伝説的存在にもなれず、作風もマンネリの評価を受けがちです。
でも、僕はこのスティットが好きなんですよねえ。いつの時代でも、どんな曲でも変わらないテロテロと吹く独特のサックス。確かにワンパターンかもしれませんが、同時に病みつきになりそうな中毒性があります。題名通りブラスセクションを従えたビッグバンド形式の本作でもスティットのソロはいつも通り。お得意のテロテロフレーズをまき散らしていきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/f4/f6376f26399c5f7dd0a6315574c907dc.jpg)
曲目はどれも4分前後の軽いナンバーで、サラッと聴かせる内容。僕的お薦めはラテン調の“Poinciana”、アレンジャーでもあるタッド・ダメロンの自作ブルース“The Four Ninety”、いかにもスティット流ビバップと言った感じの“Stittsie”あたりですね。バックのメンバーはブルー・ミッチェル(トランペット)、ジミー・クリーヴランド&マシュー・ジー(トロンボーン)などが参加していますが、ソロを取る場面はほとんどなく、あくまで豪華ビッグバンドをバックにスティットのソロを楽しむ1枚です。なお、作品によってテナーとアルトを使い分ける彼ですが、本作はアルト一本で演奏しています。
でも、僕はこのスティットが好きなんですよねえ。いつの時代でも、どんな曲でも変わらないテロテロと吹く独特のサックス。確かにワンパターンかもしれませんが、同時に病みつきになりそうな中毒性があります。題名通りブラスセクションを従えたビッグバンド形式の本作でもスティットのソロはいつも通り。お得意のテロテロフレーズをまき散らしていきます。
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曲目はどれも4分前後の軽いナンバーで、サラッと聴かせる内容。僕的お薦めはラテン調の“Poinciana”、アレンジャーでもあるタッド・ダメロンの自作ブルース“The Four Ninety”、いかにもスティット流ビバップと言った感じの“Stittsie”あたりですね。バックのメンバーはブルー・ミッチェル(トランペット)、ジミー・クリーヴランド&マシュー・ジー(トロンボーン)などが参加していますが、ソロを取る場面はほとんどなく、あくまで豪華ビッグバンドをバックにスティットのソロを楽しむ1枚です。なお、作品によってテナーとアルトを使い分ける彼ですが、本作はアルト一本で演奏しています。