本日もアトランティックの廉価版シリーズからスライド・ハンプトンの「シスター・サルヴェイション」を取り上げます。ハンプトンは文字通りスライド・トロンボーンの名手として知られていますが、一般的なジャズファンの間ではどの程度の位置付けでしょうか?トロンボーンのメジャー所であるJ・J・ジョンソン、カーティス・フラーなどに比べればマイナーで、名前ぐらいは知ってるという人が多数派ではないでしょうか?実際私もサイドマンとして参加しているデクスター・ゴードン「ア・デイ・イン・コペンハーゲン」やメイナード・ファーガソン「ア・メッセージ・フロム・バードランド」ぐらいしか持ってませんし。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/f5/69e396c898425085b875d1af625679cb.jpg)
ただ、1960年に発表された本作はなかなかの好盤です。トロンボーンに加えてトランペット×3、ユーフォニアム、チューバ、テナー、バリトン、ベース、ドラムからなる10人編成(オクテット)による演奏で、ハンプトンはアレンジャーとしても才能を発揮しています。メンバーの中ではトランペットのフレディ・ハバードと、テナーのジョージ・コールマンの参加がやはり目を引きますね。それ以外のメンバーは専ら伴奏に徹していますが、この2人はソロの機会もたっぷり与えられています。
曲目はハンプトンのオリジナルが“Sister Salvation”“Asseveration”“A Little Night Music”の3曲で、残りがデューク・エリントンの“Just Squeeze Me”、ランディ・ウェストンの“Hi-Fly”、ジジ・グライスの“Conversation Piece”などの定番ナンバー。個人的お薦めはファンキーなホーン・アンサンブルが光る“Asseveration”とハバードのブリリアントなトランペットが冴える“Conversation Piece”です。
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ただ、1960年に発表された本作はなかなかの好盤です。トロンボーンに加えてトランペット×3、ユーフォニアム、チューバ、テナー、バリトン、ベース、ドラムからなる10人編成(オクテット)による演奏で、ハンプトンはアレンジャーとしても才能を発揮しています。メンバーの中ではトランペットのフレディ・ハバードと、テナーのジョージ・コールマンの参加がやはり目を引きますね。それ以外のメンバーは専ら伴奏に徹していますが、この2人はソロの機会もたっぷり与えられています。
曲目はハンプトンのオリジナルが“Sister Salvation”“Asseveration”“A Little Night Music”の3曲で、残りがデューク・エリントンの“Just Squeeze Me”、ランディ・ウェストンの“Hi-Fly”、ジジ・グライスの“Conversation Piece”などの定番ナンバー。個人的お薦めはファンキーなホーン・アンサンブルが光る“Asseveration”とハバードのブリリアントなトランペットが冴える“Conversation Piece”です。