本日はアトランティックの看板ミュージシャンの一人であるサックス奏者デイヴィッド・ニューマンの1960年の初リーダー作「ファットヘッド」を紹介します。彼の作品は以前にも「ストレイト・アヘッド」を取り上げましたが、そちらはウィントン・ケリー・トリオをバックにした正統派ジャズだったのに対し、こちらは彼が所属していたレイ・チャールズ・バンドのメンバーを中心にしたR&B色の強い内容。バンドの同僚であるハンク・クロフォードの「モア・ソウル」の兄弟作品と言ってもいいかもしれません。
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メンバーはリーダーのニューマン(テナー&アルト)に加え、マーカス・ベルグレイヴ(トランペット)、ハンク・クロフォード(バリトン)、レイ・チャールズ(ピアノ)、エドガー・ウィリス(ベース)、ミルト・ターナー(ドラム)の6人。何と言ってもレイ・チャールズの参加が目を引きますが、ここでの彼は歌声も披露せずひたすら一ピアニストに徹しています。随所にソロも聴かれますが、意外と正統的なプレイです。曲目は当然のごとくファンキーなナンバーが中心。歌心あふれる冒頭の“Hard Times”、疾走感あふれる“Bill For Bennie”、ハードバピッシュな名曲“Sweet Eyes”などソウルフレイバーたっぷりのジャズが堪能できます。他ではキャッチーなスタンダード曲“Mean To Me”、マイナームードあふれるガレスピーナンバー“Tin Tin Deo”もいいですね。
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