本日はJAZZ THE BESTお宝コレクションからオランダのピアニスト、ピム・ヤコブスを取り上げます。以前、9月9日のブログでも取り上げましたが、ピムはヨーロッパを代表する歌姫リタ・ライスと1960年に結婚。以来、私生活では夫として、公の場では伴奏ピアニストとしてリタを支え続けました。今日ご紹介する「カム・フライ・ウィズ・ミー」はそんなピムがリーダーとして残したピアノトリオの名盤です。録音は1982年。他のメンバーはベースが弟のルート・ヤコブス、ドラムがペーター・イプマです。
全8曲。自作曲は1つもなく、全て有名なスタンダードばかり。演奏方法も奇をてらわないごくごく正統派のピアノ・トリオ。意地悪な見方をすれば売れ線狙いの安易な企画とも言えますが、ピムの端正で美しいソロと堅実なベースとドラムのサポートのおかげで飽きの来ないピアノトリオ作品に仕上がっています。どの曲も水準以上の出来栄えですが、特にお薦めは細君リタの名唱で知られる美しいバラード“Spring Will Be A Little Late This Year”、ビル・エヴァンスのバージョンも有名な“Who Can I Turn To?”、そしてアルバム名にもなっているご存じシナトラの“Come Fly With Me”あたりですかね。タイトルともじったのか、KLM航空をバックに撮影したジャケットもユニークですね。
全8曲。自作曲は1つもなく、全て有名なスタンダードばかり。演奏方法も奇をてらわないごくごく正統派のピアノ・トリオ。意地悪な見方をすれば売れ線狙いの安易な企画とも言えますが、ピムの端正で美しいソロと堅実なベースとドラムのサポートのおかげで飽きの来ないピアノトリオ作品に仕上がっています。どの曲も水準以上の出来栄えですが、特にお薦めは細君リタの名唱で知られる美しいバラード“Spring Will Be A Little Late This Year”、ビル・エヴァンスのバージョンも有名な“Who Can I Turn To?”、そしてアルバム名にもなっているご存じシナトラの“Come Fly With Me”あたりですかね。タイトルともじったのか、KLM航空をバックに撮影したジャケットもユニークですね。