【1】
ワールドカップ2006ドイツ大会決勝トーナメント「ポルトガル対オランダ」は、1回戦屈指の好カードと思われたが、残念ながらベストマッチとはいかず、ただK-1顔負けの凄まじいベストバウトではあったと言えましょう。
まさに「ノックアウト方式」……両チーム合わせて4人の退場、イエローカード16枚(大会最多タイ)の乱戦で、FIFA会長から主審に「イエローカード」が出た試合でした。いずれにしろ、デコとコスティーニャを欠き、クリスチアーノ・ロナウドの足の具合も心配…さらにフィーゴ、リカウド等イエローを抱える選手も多く、満身創痍でポルトガルはイングランド戦に臨むこととなった。
【2】
やはりベスト16の対戦は、どれもハイレベル。
とくにトラップ~パスを受けて、それを止めるという基本中の基本の~正確さで日本は大きく水をあけられているなぁ、と今回は身に染みてわかった。
こればっかりは一朝一夕にはいかず・・・と同時に、その点最近の日本のチビッコのサッカー率は結構高いゾ!とも思い、イメージだけで安堵しちゃったりもするが。なんつっても、少子化は気掛かりだ。
実際、東演に限らず多くの劇団が新人の減少に頭を悩ませている。声優やミュージカルの人気に押されてなんて声もあるが・・・。
【3】
実は今日、都内某中学校から「ミュージカルについて話が聞きたい」と、ド新劇の東演に連絡があり、電話を取った者が受けてしまった。確かに過去には上演もしてますが、もっと専門的にやっている所に、といまさら言っても仕方ない。・・・その話は近々別に書くとして。
その中学校がどんな学校か(例えば場所、歴史など)HPで検索したら……なるほど生徒会の中に「訪問プロジェクト」ってのがあるから、そこの絡みかしら。
残念ながら生徒数は解らなかったが、運動部が野球・テニス・バスケ・バレー・バドミントン・卓球の6、文化部が吹奏楽・美術・ボランティア・パソコン・創作文芸部の5と非常に小規模。部活も週2~3回、中には月1ってのもある。
まあ今や学校の部活じゃなく、クラブ(サッカーならJリーグの下部組織とか)がスポーツの底辺を支えているとも聞くし、また一方では変わらず朝練から日曜の遠征まで、キツイ部活をやってる中学も多いことだろう。
【4】
さて。
早朝から日が暮れるまで泥だらけになる未来のスター選手に負けず劣らず、東演も日夜、血と汗と涙にまみれている。
役者ブログでも書かれているように、ここ数週間の「いちゃりば」の稽古は、ある意味ノックアウト方式。朝から晩まで“芝居漬け”。芝居に加え、琉舞にダンスに歌・・・その指導は日本のトップクラス。だからひとつの芝居を創り上げる作業が、同時に《強いパスを、自分の足下に》……基本の上に積み上げた高度な技術への挑戦ともなっている!
決勝トーナメントを闘いつつ、スキルも上げながら、いよいよ『いちゃりば兄弟』の幕は16日後に開きます。
稽古場でのバウトが、ベストステージという結果につながることを信じつつ。。。