麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

都大路、視点をかえて。

2017年12月25日 | スポーツ
全国高校駅伝。京都にて。
女子は仙台育英が23年ぶり
3度目の女王に耀いた

男子は昨年と同じ一騎討ち
昨年の覇者・倉敷を追う佐久長聖が
悔しさを晴らす9年ぶり2度目の頂点!

3区の留学生ニジオカ(倉敷)から
襷の渡る4区で40秒差ならと言った
佐久長聖は、言葉通りに後半で逆転。

と、ついレース展開を綴りがち。
なので
今回は、ちょいと目線をかえてみる。

プロ野球のドラフト。
今年は日ハムやオリックスが良く、
DeNAもなかなかの補強だった、
と報道は伝えていたけれど・・・
この高校駅伝も、陸上長距離界の
未来のスター達の集う場所だ。

男子は、いよいよ号砲まで
10日を切った箱根駅伝を走る
韋駄天の「前哨戦」でもある。

陸上は駅伝が全てではないのは
言うまでもなく、ただ逆に、
大学陸上のひとつなのも事実。

そういう意味で、2018年度の
勝ち組は早稲田大学と言えそう。

5000Mの持ちタイムトップの
中谷雄飛(佐久長聖)はじめ、
同4位の千明龍之佑(東農二)、
同6位、半澤黎斗(学法石川)が
こぞって入学するらしいのだ。

今年の出雲を制した東海大学の
黄金世代(関、鬼塚、館澤ら)に
匹敵する「同級生」を形成して、
エンジの襷の復権に寄与するやも。

また明治大学も大量補強。
準V倉敷・主将の名合治紀のほか、
PB2位の鈴木聖人(水城)、
同12位の佐久間秀徳(国学院久我山)
ら10人が名を連ねる。
(PBはパーソナルベストタイム)

でもね。
甲子園で活躍しながらプロでは
残念ながら結果を出せない選手が
少なくないように、高校で無名でも
花開くランナーも多い。
そして。
我が東洋大学は、そんな顔触れで
「一秒を削り出す」闘いを続けてきた。

結局こうゆう話でテープを切る
お許しください。

テープと言えば。
最後の走者が走り終えた瞬間、
路上に貼ったテープを剥がし出す
役員の姿が映し出されたのを見て、
少し微笑ましかった。

我々も、千秋楽。
最後のお客様が客席を出て、
「ありがとうございました」と
ゆっくりと扉を閉めた瞬間、
「完パケです」とスタッフに声掛け、
一気にギアを入れ替えると、
場合によっては正に秒を競う
「バラシ」に突入するのである。

てなわけで。
高校駅伝関係者の皆様、
ごくろうさまでした。
コメント
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