麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

『仮名手本忠臣蔵』七段目~九段目

2013年12月12日 | 制作公演関連
きのう水曜日は遊戯空間の稽古休み。

粗筋もちょうど上演時に
休憩をいただく場になったので
こちらも休ませていただきました。

さて初日まで一週間余り
実は稽古初日(11/18)から一昨日まで
ずっとテーブル稽古を重ねてきました。
リーディングだから当然でしょ、
と思うなかれ。
本編は「朗読」ではございません!
確かに台本を皆持って演じます。
が、役の感情や行動に則した
並びや立ち座りなどで構成されます。
と。
これより先は改めて書くことにして、
再び『仮名手本忠臣蔵』の筋立をば。

【七段目/一力茶屋】

敵とともに味方の目すら欺く為、
祇園の一力茶屋で放蕩三昧の
大星由良之助。
おかるの兄・寺岡平右衛門の
仇討直訴にもその気なしの態度。
そこへ息子・力弥から密書が届く。
おかるには二階から、
床下からは師直と内通する斧九太夫に
それを盗み読みされてしまう。
由良之助は身請けを餌に
おかる殺害を決意。
が妹の口から事情を聴いた兄が
その先に自ら手にかけようとするのを
止めたのは由良之助。
さらには畳に刀を突き刺し九太夫を討つ。
平右衛門は連判に加わるとともに
父を殺し、義弟自害のきっかけとなった
斧定九郎の父でもある九太夫を
引っ立てて去る。

【八段目/道中旅路の嫁入り】

加古川本蔵の妻・戸無瀬は娘・小浪を
許婚の大星力弥の元に嫁入りさせたい
その一心で、大星家のある山科へ赴く。

【九段目/山科閑居】

しかし力弥の母・お石は強く拒絶。
認めるには本蔵の首をと迫る。
そこへ奇しくも現れた本蔵は、
虚無僧の格好。驚く妻と娘。
主君の敵と槍で向かうお石を
蹴散らす本蔵。が飛び出た力弥
槍拾い上げ本蔵を貫く。
さらに由良之助、登場。
本蔵の本心を見抜いて、
その行いを讃えると、本蔵は
高師直の屋敷図を渡して絶命。

《つづく》
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