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劇団俳優座『クスコ』は
ただいま海外公演中である!
ロシアのオムスクでの公演を終え、
首都モスクワへ移動した。
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一枚目がオムスク、
二枚目がモスクワの写真。
(ともにキャストの脇田康弘の
フェイスブックから借用)
タイトルの漢字は「モスクワ」。
帯同していないので公演の
詳しいことはわからない
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ただ6月4日の弊ブログにも
ざっくり書いた「薬子の変」
(日本では著名な歴史事件)
をエンターテインメントに
創りあげた斎藤憐の戯曲が、
オムスクでどう受け止められたか、
とても気になっている。
脇田の写真一枚しか、僕と
「西シベリアの中心」との
繋がりはないのだが、
この写真のようなセンスならば、
森一の独創的な演出が
お気に召したことだろう……。
オンシアター自由劇場の
代表作でもある『クスコ』。
奇しくも斎藤は66年、
演出の串田和美は65年に
俳優座養成所を卒業し、
演劇の海に漕ぎ出した……。
そうそう。
2015年のシビウ国際演劇祭で
「ウォーク・オブ・フェイム」を
串田は受賞しているそうだ。
そして。
『クスコ』は、モスクワの次に
そのシビウ国際演劇祭参戦となる。
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まずはモスクワ。
こちらは三度訪れたが、
やはり僕個人にとっては、
故ワレリー・ベリャコーヴィッチ。
モスクワの南西の小さな街から
世界へと飛躍した異才の演劇人。
彼の『どん底』『三文オペラ』を
東演(昔にいた劇団)が上演した際
稽古場の片隅から見つめていた……。
蛇足だが。
ベリャさんが劇団を興した
ユーゴ・ザーパト劇場・・・
ロシア語の「南西」のことである。
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