麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

広島の旅(まえがき)

2019年06月15日 | 身辺雑記
さて、今週末は広島へ。
向かう新幹線で今更に思ったこと。

北海道・東北・関東・中部・近畿・
中国・四国・九州と、地方区分を
幼い頃に覚えてしまったから、
違和感を感じていなかったのだが。
改めて、その文字ずらを見て、
北とか東とかは、まぁ都から見て
その方角にあると理解できるとして、
中部と中国ってどっちが「ミドル」と?

一昨日「ユーゴ・ザーパト」は
ロシア語で南西の意味だと書いた。

それを僕が知ったのはわりと最近で、
「ユーゴ・ザーパト劇場」は、
鬼才ベリャコーヴィッチが立ち上げた
モスクワの小劇場で、のちに、
誰もが知るカンパニーに成長!
・・・という認識が先だったから
方角に関しては気にも止めなかった。

でももし。
僕がロシア語を学んでいたら、
ユーゴ・ザーパト劇場のことを
首都モスクワの「南西」にある、
と認識しただろうし、同様に、
外国の方が日本語を勉強しつつ、
「日本の八地方区分」を知った際に、
〈真ん中が真ん中にない〉または
〈真ん中がふたつもある〉と
不思議に思うのではないか?と。

フットボールに馴染みがあれば・・・
中盤(ミッドフィルダー/MF)を
レフト(LMF)、センター(CMF)、
ライト(RMF)と並べるように、
古都のあった近畿(CMF)の
右に中部(RMF)、左に中国(LMF)
と理解してくれるのかな?

その点でいえば。
五畿七道はわかりやすい。

畿内・東海道・東山道・北陸道・
山陽道・山陰道・南海道・西海道で、
この区分の素晴らしいところは、
東西南北が網羅されている点だ。

蛇足ながら、畿内とは、
大和・山城・摂津・河内・和泉
・・・今の奈良、京都中南部、
大阪、兵庫南東部を指す。

そんなどーしょーもない事を
のぞみのリクライニングで考えつつ、
中国地方の中心の広島へ向かった。
東京は初夏の装いだったが、
畿内を過ぎたあたりから雨。
6月14日のこと。

さらなる蛇足

【七道】

東海道=現在の東海道とも重なるが、
茨城、千葉、埼玉も加わり、東京、
神奈川、山梨、静岡、愛知、三重。

東山道=東北六県に栃木、群馬、
長野、岐阜、滋賀の内陸部。

北陸道=現在の北陸三県と新潟。

山陽道=兵庫県南部、岡山、広島、
山口と、これもほぼ今の山陽道。

山陰道=上に同じく、京都北部、
兵庫県北部に鳥取、島根。

南海道=四国四県に三重県熊野地方、
和歌山、さらに淡路島。

西海道=九州七県。


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