今日の六本木は雨のち曇り。
こんな日は三善英史の『雨』を
鼻歌まじりに傘をさす……。さて、
この『雨』を分かる人はどのくらいいる?
このところ、へんてこな天気で
昨日など、どんよりとした空はいかにも
寒そうなのに、気温は高く、
しかも、めっちゃ不快な温度。

暗く沈んだ、見た目の空色から
無意識にイメージしたのか、
ふいに『砂の器』のテーマを
口ずさむ自分がいた。
どのくらい無意識かといえば
♪タンタンタンターンタタンターン
とメロディラインを奏でつつ、
なんの曲か分かっていないのである。
***
『砂の器』は松本清張の代表作。
新聞連載ののち光文社から刊行。
連載挿絵は舞台美術家の朝倉摂。
1974年、松竹で映画化。
テレビドラマも五度なって、
いまどきの人は中居くん版を
すぐ思いつくのだろう……。
私の『砂の器』体験は浪人中、
町田の二番館(封切を終え、
少し経った新作の二本立て等を掛ける
地方都市によくあった映画館)で
東宝の『姉妹坂』『雪の断章』を
観に行ったら……三本立てだったので
ついでに観たのだった。
が。残念ながら
目当ての二本は期待外れ。
一方!
野村芳太郎のメガホン、
シナリオは橋本忍、山田洋次。
音楽監督に芥川也寸志。
前述のテーマ曲『宿命』の作曲
及びピアノ演奏は菅野光亮。
出演は・・・
丹波哲郎(今西警部補)
森田健作(吉村刑事)
島田陽子(ホステス。和賀の愛人)
加藤嘉(和賀の実父)ほか・・・
による映画は強烈に印象に残った。
とくに和賀英良の半生と、今、
さらには捜査会議などを描く
クライマックスのバックに
『宿命』のフルオーケストラ!!
日本映画らしい、暗さと重さが
良い意味で創出された一編。
その、和賀を演じたのが加藤剛。
今年6月18日、惜しまれつつ去った
二枚目俳優は、長らく俳優座を牽引。
また。
お茶の間では「大岡越前」として
多くの人の記憶に刻まれているはず。
***
加藤は喪ったけれど。
劇団は歩みを止めない。
彼を含む先人の遺した糧を、
大切に紡いで・・・まずは8日開幕の
LABO公演『女と男とシェイクスピア』。
完売の日が増えています。
9日(日)、13日(木)、15日(土)。
12日(水)も残席僅かです。

鼻歌まじりに傘をさす……。さて、
この『雨』を分かる人はどのくらいいる?
このところ、へんてこな天気で

昨日など、どんよりとした空はいかにも
寒そうなのに、気温は高く、
しかも、めっちゃ不快な温度。

暗く沈んだ、見た目の空色から
無意識にイメージしたのか、
ふいに『砂の器』のテーマを
口ずさむ自分がいた。
どのくらい無意識かといえば
♪タンタンタンターンタタンターン
とメロディラインを奏でつつ、
なんの曲か分かっていないのである。
***
『砂の器』は松本清張の代表作。
新聞連載ののち光文社から刊行。
連載挿絵は舞台美術家の朝倉摂。
1974年、松竹で映画化。
テレビドラマも五度なって、
いまどきの人は中居くん版を
すぐ思いつくのだろう……。
私の『砂の器』体験は浪人中、
町田の二番館(封切を終え、
少し経った新作の二本立て等を掛ける
地方都市によくあった映画館)で
東宝の『姉妹坂』『雪の断章』を
観に行ったら……三本立てだったので
ついでに観たのだった。
が。残念ながら

目当ての二本は期待外れ。
一方!
野村芳太郎のメガホン、
シナリオは橋本忍、山田洋次。
音楽監督に芥川也寸志。
前述のテーマ曲『宿命』の作曲
及びピアノ演奏は菅野光亮。
出演は・・・
丹波哲郎(今西警部補)
森田健作(吉村刑事)
島田陽子(ホステス。和賀の愛人)
加藤嘉(和賀の実父)ほか・・・
による映画は強烈に印象に残った。
とくに和賀英良の半生と、今、
さらには捜査会議などを描く
クライマックスのバックに
『宿命』のフルオーケストラ!!
日本映画らしい、暗さと重さが
良い意味で創出された一編。
その、和賀を演じたのが加藤剛。
今年6月18日、惜しまれつつ去った
二枚目俳優は、長らく俳優座を牽引。
また。
お茶の間では「大岡越前」として
多くの人の記憶に刻まれているはず。
***
加藤は喪ったけれど。
劇団は歩みを止めない。
彼を含む先人の遺した糧を、
大切に紡いで・・・まずは8日開幕の
LABO公演『女と男とシェイクスピア』。
完売の日が増えています。
9日(日)、13日(木)、15日(土)。
12日(水)も残席僅かです。