麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

スナノウツワ

2018年12月06日 | 俳優座
今日の六本木は雨のち曇り。
こんな日は三善英史の『雨』を
鼻歌まじりに傘をさす……。さて、
この『雨』を分かる人はどのくらいいる?

このところ、へんてこな天気で
昨日など、どんよりとした空はいかにも
寒そうなのに、気温は高く、
しかも、めっちゃ不快な温度。


暗く沈んだ、見た目の空色から
無意識にイメージしたのか、
ふいに『砂の器』のテーマを
口ずさむ自分がいた。
どのくらい無意識かといえば
♪タンタンタンターンタタンターン
とメロディラインを奏でつつ、
なんの曲か分かっていないのである。

***

『砂の器』は松本清張の代表作。
新聞連載ののち光文社から刊行。
連載挿絵は舞台美術家の朝倉摂。

1974年、松竹で映画化。
テレビドラマも五度なって、
いまどきの人は中居くん版を
すぐ思いつくのだろう……。

私の『砂の器』体験は浪人中、
町田の二番館(封切を終え、
少し経った新作の二本立て等を掛ける
地方都市によくあった映画館)で
東宝の『姉妹坂』『雪の断章』を
観に行ったら……三本立てだったので
ついでに観たのだった。

が。残念ながら
目当ての二本は期待外れ。
一方!
野村芳太郎のメガホン、
シナリオは橋本忍、山田洋次。
音楽監督に芥川也寸志。
前述のテーマ曲『宿命』の作曲
及びピアノ演奏は菅野光亮。
出演は・・・
丹波哲郎(今西警部補)
森田健作(吉村刑事)
島田陽子(ホステス。和賀の愛人)
加藤嘉(和賀の実父)ほか・・・
による映画は強烈に印象に残った。

とくに和賀英良の半生と、今、
さらには捜査会議などを描く
クライマックスのバックに
『宿命』のフルオーケストラ!!

日本映画らしい、暗さと重さが
良い意味で創出された一編。

その、和賀を演じたのが加藤剛。
今年6月18日、惜しまれつつ去った
二枚目俳優は、長らく俳優座を牽引。
また。
お茶の間では「大岡越前」として
多くの人の記憶に刻まれているはず。

***

加藤は喪ったけれど。
劇団は歩みを止めない。
彼を含む先人の遺した糧を、
大切に紡いで・・・まずは8日開幕の
LABO公演『女と男とシェイクスピア』。

完売の日が増えています。
9日(日)、13日(木)、15日(土)。
12日(水)も残席僅かです。
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女と男とシェ……は開幕まで五日。

2018年12月03日 | 俳優座


俳優座LABO公演vol.36
『女と男とシェイクスピア』
12月8日(土)~16日(日)まで。
俳優座5階稽古場にて。

出演を予定していた小笠原良知が降板。
かわって、演出を務める森一が
アンジェラの祖父・カルを演じます。

ベテラン小笠原の体調も鑑みて
稽古スケジュールを無理なく
(小笠原と中村たつの両重鎮には
アンダースタディを配して
代役による稽古も組む配慮をし)
進めてきたつもりでしたが、
今夏の首都圏と関西を二人芝居で
巡演した疲れ等もあり、
苦渋の選択を選びました。





ここが正念場。
しかし、このキャスト交代以外は
積み上げた日々の創造が発酵して
噛み応えのある戯曲を薫り高く
立体化できております。





さる金曜の稽古には佐和田敬司氏も。
2016年の『フューリアス』に次ぐ
オーストラリア演劇の第二弾。
前作に続き翻訳をお願いした佐和田氏は
「豪国と同じような解釈で創られた部分と
まったく違う演出になっている点が
非常に興味深かった」と。

本日からは音響の木内氏もベタ付き。
初日まで五日。
グンと稽古場も空気が引き締まります。




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白鷹同窓会2018

2018年12月02日 | 身辺雑記
2018年11月30日。
新橋の「いさり火」の
狭いカウンターに五人の男。

    

2014年2月26日の弊ブログ
「白鷹同窓会」に詳しいが、

https://blog.goo.ne.jp/takahashi_p_2005/e/a87fbe882bd039bddb5e2d4148d9a4fb

山形県の合宿免許で一緒だった、
というだけの、当時十~二十代の
野郎どもがアラフィフになって尚、
交流していると稀有な話である。

前回も山形ゆかりの新橋の店、
今回もやはり山形ゆかりの、
別の店で集合したのだが……
稀有というか、奇妙な縁が炸裂!

まず、おかみさんが遊佐の人だった。
「短い言葉と高い建物のはなし」
(11月2日付)にも書いたばかりの、
以前、私が公演で訪れた町の出身。
ニュースになった不祥事を謝罪した
町の職員は幼なじみで、少し前
同窓会で会って間もなくの会見だった
と、スマホで写真も見せてくれた。

そして、上京して長く住んだ千葉の
とある街が、この夜の面子の一人
井上が長く住む「町内会さん」だった。

奇縁・・・いや貴縁というべきか?

さて。
その夜の「付き出し」は、まず井上が、
白鷹自動車学校93年4期のリーダー格
塩谷をみつけて連絡を試みたところ、
回答が「まったく覚えていない」という
新鮮なネタで始まった。

そりゃ二十五年も昔の、僅か数週間の
「仲間」を忘れていても不思議ではない。
いや寧ろ。
師走間際の多忙な時期に集まっている方が
「阿呆」という方が一般的だ。

井上は、白鷹が今どうなっているかも
調べて来ていて、我らが「母校」の
白鷹自動車学校は、名前を変えて
マツキドライビングスクール白鷹校に
なっていると、最新のパンフまで持参。


なるほど、帰宅して検索したら……。
白鷹町の隣の、長井市に68年誕生した
長井自動車学校が三年後の「赤湯」の
合併を皮切りに、福島県の「飯坂」、
新潟県の「西しばた」と
山形県外にも勢力を伸ばして、
2005年ついに「白鷹」をも合併……。
現在マツキグループは11校に達する。
(マツキに社名変更したのは73年)

東北の自動車学校には変革の嵐が
吹いていたのだが、この夜の五人中
三人は、大卒で入社したところに
勤務し続けている……。偉い。
で、五人中四人がガラケー。
これはこれで、ある意味…偉い

くだらない話に終始するなかで、
巨大なミッションが提案された。
……それは月曜日に発動される予定だ。
というわけで。さらに続く・・・


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怒濤の建子月後半も振り返る。

2018年12月01日 | 身辺雑記
怒濤の一ヶ月が終わる。
ま、ゆーほどは怒濤じゃなかったか。


そして本番が18日迄だったので
語るべき日々は二週間に満たない。



公演迫る『女と男とシェイクスピア』
に当然注力されるわけだが……
3月の『血のように真っ赤な夕陽』
(No.338)の準備もボチボチ。
ボチボチといえば、来年の巡演
『北へんろ』と『七人の墓友』も
視界に入れての動きになる。

・・・を踏まえつつ。
よその芝居を観る余裕も少しあった。

昨今、長い芝居を観客が嫌う傾向で
創り手もそれにおもねて二時間内の
舞台を目指しがちだが……
演劇ユニットP−5
IN STAGE #10『CLOWN』
(脚本・演出/藤原本比呂。)は、
三時間超(休憩あり)の長尺。
しかも、冗長に思いのたけを迸らせる
系ではなく、飽きずに観られた。



昨日は新橋演舞場。
俳優座の田中美央が出演する
『喜劇 有頂天団地』の関係者GP。
いや~豪華

まずキャスト・・・
渡辺えり、キムラ緑子のW主演。
さらに西尾まり、久世星佳、
明星真由美らが御近所さん。
舅姑には、笹野高史、鷲尾真知子、
広岡由里子と芸達者が並ぶ。

『三婆』『熊楠の家』などを紡いだ
故・小幡欣治の 『喜劇・隣人戦争』
を改題し、演出にはマギー。

田中はキムラの夫役。
母が広岡で、妹には一色采子。



采子ねえさんにはフリー時代
ちょいとお世話になっている。
終演後、楽屋に……と思っていた、
けれど19:30から次のブッキング。

古き良き昭和の小市民を描いた
約三時間(休憩30分含む)から
昭和華やかなカーテンコール。
この時、時計の針は1915・・・
挨拶を諦めて夜の新橋へ。

で、その話は明日に
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