麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

その名はペスト~戒厳令ノート0814

2021年08月14日 | 俳優座

 

劇団俳優座第347回公演『戒厳令』は、

着実に稽古を積み重ね、初日三週間前となり、

この木金で舞台の仕込もかなり進んだ。

 

担当の『血のように真っ赤な夕陽』巡演の記事が

続いていたけれど、満蒙開拓団を描いた舞台も

残すは19~21日の三回となった。

そろそろカミュの苦みのある世界も紹介していきたい。

 

ブログタイトルにもあるように「ペスト」という名の男は

スペインの港町に突然現れて、街を蹂躙していく。

男とともにいる女の持つノートに名前を記すと死に至る為……

ん? デスノート。

かの大ヒット漫画(2003~06年)から遡ること50年以上も前

『異邦人』などで知られるノーベル賞作家は、既に……

 

 

ここで、まずは概要。

2021年9月3日(金)~19日(日)

俳優座5階稽古場

 

出演/加藤佳男、山本順子、坪井木の実、塩山誠司、清水直子、

志村史人、若井なおみ、八柳豪、野々山貴之、田中孝宗、森永友基、

後藤佑里奈、辻井亮人、山田定世、椎名慧都、松本征樹

 

作/アルべート・カミュ、翻訳/中村まり子、構成・演出/眞鍋卓嗣、

美術/杉山至、照明/桜井真澄、効果/木内拓、映像/新保瑛加、石原澄礼

衣裳/山下和美、振付/横尾圭亮、舞台監督/八木澤賢

 

一般5500円、シニア(65歳以上)5000円、学生3850円、ハンディキャップ3300円

 

次回から詳しく書きます

 

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『血のように真っ赤な夕陽』巡演/神奈川から関越の狭間

2021年08月11日 | 俳優座

 

酷暑の8月10日、冷たいものを欲する人々が

多かった一日だったろう。

    

 

そんな連休明けの火曜日、

『血のように真っ赤な夕陽』舞台部は寄居倉庫へ。

神奈川巡演を終え、次回の本庄まで時間があるので

トラックから道具などを一度降ろした。

 

19日から埼玉県本庄、翌日は群馬県伊勢崎、

ふたたび県をまたいで21日深谷で旅が終わる。

キャスト・スタッフともに暫しの休暇でリフレッシュし、

ラストスパートとなる3ステージに臨みたい。

 

 

思えば、世界規模のスポーツ大会の開会式と同じ日に

『血の~』ゲネプロを行い、

五輪閉会式の翌日に、神奈川の海側で千秋楽。

ほぼ巡演とお祭りが同時期にあったわけである。

 

そういうタイミングゆえ、三連休も実感はなかった

巡演班もだし、拠点の六本木では先月からすでに

No.347『戒厳令』の稽古が始まっているのだ。

 

 

恐らく、その話が今後増えてきま~す!

 

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『血のように真っ赤な夕陽』巡演/藤沢公演

2021年08月10日 | 俳優座

神奈川県の巡演が昨日、無事終幕。

藤沢演劇鑑賞会と横須賀演劇鑑賞会の

例会共有のことを振り返ります。

 

 

8月8日は休演日。

前夜から3時過ぎまで雨。

スタッフはその日のうちに藤沢へ移動し宿泊。

 

 

アメリカンカジュアルなコンセプトのホテル。

さすが湘南の玄関口・藤沢。

ホテルのエントランスも室内内装もおしゃれ。

 

翌日9日も台風の影響で、時折強い風。

俄か雨も降り、スタッフは移動時濡れたけれど、

長野から始まったこの巡演は仕込から本番、

そして終演までは晴れてきた。この日も同様

 

藤沢市民会館を入ると、鮮やかな花々がお出迎え。

平時なら生花が飾られるのだけれど

COVID-19禍は、お手製の「花」が楽屋に咲いた。

 

 

心配りは、館内の消毒や個包装のクッキーの差入など多岐。

それは本日に限らず、巡演全体でのこと。

本当にありがたいこと。我々は芝居で返すしかない。

 

キャスト、スタッフが舞台で満蒙開拓団の物語を紡ぐ間、

制作はロビーで、会員と交流。

この作品のこと、劇団のこと、鑑賞会のことに加え、

個々の演劇との繋がりについてなどなど。

この一時が明日以降の光のヒントになることも多い。

 

 

そんな語り合いを見つめていた藤沢のオブジェ。

『血のように真っ赤な夕陽』巡演はまだまだ続く。

けれど19日の本庄まで、しばしの休息である。

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『血のように真っ赤な夕陽』巡演/幸公演

2021年08月08日 | 俳優座

劇団俳優座『血のように真っ赤な夕陽』

神奈川巡演は、再び川崎市へ。

 

政令指定都市かわさきには七つの区があって、

海側から順に、川崎、幸、中原、高津、宮前、

そして筆者の地元でもある多摩、麻生。

そこに三つの鑑賞会がある。

 

もとはひとつの川崎市民劇場。

南部(川崎、幸)を拠点に始まり、

中部(中原、高津、宮前)にも事務所を設け、

幸、中原、宮前の各会館で上演。

さらには北部(多摩、麻生)にも公演を拡大し、

現在は、川崎さいわい市民劇場、

川崎市民劇場なかはら、たま・あさお市民劇場の

三団体に独立し鑑賞運動を展開している。

 

と前置きが長くなったが、3、4日の

なかはら、たま・あさおの例会共有から中二日

幸市民館で9時から仕込をはじめ、14時半開演。

 

 

ちなみに鎌倉、幸、藤沢とこの流れが続きます。

あ、流れといえば、中原から始まった巡演は

武蔵小杉乗換あるいは通過。

幸の場合は下車し、市営バスで会館入りした。

往路復路のムサコ祭である。

9日の藤沢行でも通過するし……。

 

 

そんな武蔵小杉の駅舎。

Jのフロンターレ、Bのブレイブサンダースが壁面に並んでいます。

両チームのホームスタジアムとホームコートがある街でもあるのだ。

 

話を巡演に戻そう。

7日は台風の影響で、搬入を終えて仕込み始めた頃に

ドッと強い雨と風!

入口に設置した大看板のポスターはちぎれて飛びました。

なのでロビーのポスターをパシャリ

 

その後、晴れたと思えばザーッと降り、

ただ開場時にはやみました。

思えば、降っては困る時間には雨風回避の旅となっている。

 

まだ川崎市民劇場だった頃、私は東演というところに居て、

『長江~乗合い船』中国公演(上海~武漢~広州)があった。

武漢公演の際に本隊を離れた私は多くの川崎の会員を迎えた。

空港で。そして長江下り等の観光と舞台観劇のツアーに帯同。

懐かしい思い出だ。

 

昨日、ロビーでその頃の「仲間」とも再会。

『血のように~』で、チャンと勝が再びまみえるように。

 

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『血のように真っ赤な夕陽』巡演/鎌倉公演

2021年08月07日 | 俳優座

8月6日、大船駅が最寄の鎌倉芸術館へ。

 

鎌倉演劇鑑賞会例会

劇団俳優座『血のように真っ赤な夕陽』

(作/古川健、演出/川口啓史)は

神奈川に入り、三都市目。

 

 

鎌倉芸術館といえば竹林である。

いうまでもなく、鎌倉の竹林の代表は報国寺だが、

ホール中庭の景色も大変に乙だ。

5日は夜公演、茅ヶ崎から二駅の藤沢泊。

朝、一駅移動して、6日の昼公演の準備。

そんな疲れを癒す緑である。

 

 

昔は大きな船が入ったからという、まんまな由来、

粟を積んだ船が出入りしたことから「粟船」、

それが転じて、あるいは丘の形が船形など諸説ある

この地には2000年まで映画スタジオがあった。

跡地に建ったのが、芸術館……そしてショッピングモール。

 

いかに松竹大船撮影所が巨大だったかがわかる。

イトーヨーカドーなどが入った商業施設の

すぐ近くの交差点は今も「松竹前」だ。

 

 

先人たちが創造に汗した場所で、我々は演劇を。

満州の物語。戦争の悲惨は避けては通れない。

ヒロシマの日に。

中庭に限らず緑の多い劇場周辺は蝉時雨。

夏を強く感じながら。

76年前の夏にも想いを馳せながら。

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『血のように真っ赤な夕陽』巡演/茅ヶ崎公演

2021年08月06日 | 俳優座

 

神奈川県を巡る旅は湘南の茅ヶ崎へ。

 

茅ヶ崎演劇鑑賞会、ひらつか演劇鑑賞会の

例会共有・・・と言っても一般的には

「それは何ですか?」となる。

ふたつの団体が一緒に公演に関わるのかしらと

予想する人もいるだろう……。

それは正解ではないのである、ただ、

説明すると紙枚を要するし、誤解も生じるから

今回は敢えて触れずに進めることにする。

 

 

そんなことより、この沢山の会員の姿をごろうじろ。

我々の舞台を観る人たちなのは事実だが、

8月5日、この日に観劇しない会員がなんと多いことか。

昨夜は運営に当たり『血のように真っ赤な夕陽』を

既に別会場で観た、或いは6日に鎌倉に行く、等々

・・・そういう背中なのである。

 

昨今、神奈川ブロックを牽引している茅ヶ崎の

底力を垣間見る写真と言える。

また、茅ヶ崎の運動を参考にしながら、

ひらつかも前を向いている。

 

「運動」「前を向く」

……ここにも解説が必要だが、本日は我慢。

 

 

奥のブルーが大ホールの入口で、

金のオブジェとともにあるこのフロアは

共有のスペースである。

大ホールのロビーは別に広く拡がっている。

二枚目の写真が、それ。

 

ちなみにロビーでは、公演を迎えるにあたり、

作品について学び、それを仲間に紹介し、

そこから生まれた「こと」が語られ、

劇団はそれを共有するのだが、

その点も含めいずれ整理して書くことにする。

 

 

芝居を観た男性が終演後に涙をぬぐい客席から出て

「良かった」と短く言って帰ったのが印象的と運営担当者から。

これは茅ヶ崎に限ったことではなく、

長野巡演からの特徴でもある……。

それは今日の鎌倉でも。・・・そのことは明日書きます。

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『血のように真っ赤な夕陽』巡演/中原公演

2021年08月04日 | 俳優座

8月になった。

というより、月が変わり早4日が過ぎた。

ブログも5日休んで、8月2日の閲覧者は

驚愕のフタケタを記録した。

これが感染者数なら良いのだが……

 

さて。

『血のように真っ赤な夕陽』巡演は

長野巡演を終えて小休止ののち、

昨日今日と川崎市中原区での2ステージ。

 

タイトルは公演地の名称で統一している。

詳細に書くと「川崎市民劇場なかはら」と

「たま・あさお市民劇場」の例会共有。

演劇鑑賞会での公演で会場がエポックなかはら。

 

我々も満蒙開拓団について学び、稽古に臨んだが、

なかはら、たま・あさおの会員の皆様も

地元在住の引揚者から直接話を聞くなどの準備し、

我々を迎えてくれた。

その活動はブロック紙にも取り上げられ、

ロビーには、その書籍の予約販売のコーナーも。

このような広がりは、演鑑ならではだ。

 

そんな会場には、3日に演出の川口啓史の姿。

彼はたま・あさおのお膝元、生田在住。

 

お膝元といえば。

川崎市の主要企業のひとつが富士通。

J1の川崎フロンターレの母体であり、

そのホームスタジアム等々力競技場は

隣駅の武蔵小杉が最寄りとなる。

かつてプロ野球場だった川崎球場は

現在はアメフトの聖地で、

ネーミングライツは富士通だ。

 

 

会場近くの富士通も五輪のラッピング。

ゴールドパートナーだからな。

 

そうそう。

いまや「ムサコ」と呼ばれ、タワマンが屹立する

人気の小杉界隈。

鉄道のアクセスも便利になった。

JR南武線、東急東横線に加え目黒線、

さらには成田エクスプレスにも乗れる。

 

 

ただ、これら後から通った湘南新宿ラインなどの

ホームとの距離が遠く、動く歩道で繋がっている。

・・・と、ついつい故郷の話は饒舌になる。

 

明日は茅ヶ崎へ。

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