たけじいの気まぐれブログ

記憶力減退爺さんの日記風備忘雑記録&フォト

振り返り記事 「年の暮 笑って終わりに したいなあ」

2018年12月25日 19時04分16秒 | 川柳・俳句・五七五

gooブログから 丁度1年前に書き込んでいた記事が 届きました。

2017年12月25日の記事

 
年の暮 笑って 終わりに したいなあ その1

公益社団法人「全国有料老人ホーム協会」が 2001年に 設立20周年を記念してスタートした 「シルバー川柳」の募集と入選作品発表、毎年 楽しみにしている一人なんです。今年も 9月に......
 

 

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夕景

2018年12月25日 17時01分43秒 | 散歩・ウオーキング

夕方 ちょこっと出掛けましたが、帰る途中、日没、
西の空が 綺麗に焼けていました。
今夜も 冷え込み厳しそう・・、

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諸田玲子著 「幽恋舟」

2018年12月25日 08時08分37秒 | 読書記

つい数年前まで 時間的、精神的に余裕等無く、読書の習慣等まるで無かった類だが、仕事(自営業)を完全にやめてからは 自分の時間がたっぷり出来たことも有り、
最近では徐々に 「読書」も ライフスタイルのひとつになりつつ有るような気がしている。 
ただ 記憶力減退の後期高齢者とて 読んでも読んでも 直ぐに忘れてしまう。
半年前に読んだ本を うっかりまた図書館から借りてきて 読み始めて気が付く等も数回有り 困ったものだ。
そこで 老脳の記憶の補助にもなってくれるブログに 書き留め置くことにしている。
読んだ本の記録、確認にもなるし、作者、作品の類別にも役立つ。 
相互読者登録している数多の方々の中には 素晴らしい「読書録」的ブログも有り、大いに参考にさせていただこうと思っている。

図書館から借りていた 諸田玲子著 「幽恋舟」(上)(下)を 読み終えた。
「大活字本」である。
「大活字本(大活字版)(大活字図書)」とは 弱視者(低視力者、高齢者等)にも読みやすいように 文字の大きさや行間を調節して 大きな活字で組み直した本のことで 当然 分冊になったり 値段も割高になるため 主に 障害者や高齢者施設や公共図書館等で所蔵される類になっていると思われる。
細かい文字列を追って なかなかページが進まない「文庫本」等に比して 「大活字本」は ページを捲るスピード感が俄然違い、一気に読み切れるような気がしてしまう。

  (大活字本)

諸田玲子著 「幽恋舟(ゆうれんぶね)」

主人公は 禄高1700石の旗本で 代々無役の寄合衆の杉崎家の当主 杉崎兵五郎、47歳
房総へ往来する船舶を監視する中川舟番所勤務を任じられているが、泰平の世が続き 形骸化し退屈極まり無い職場。
7年前に妻を亡くし、2人の娘を嫁がせ、嫡男に 舳之助がいる。何の心配もないかわり 気持ちの張り合いもない日々。
夜勤交代時間前、「まもなく明六だ」、眠気と必死に戦っていた兵五郎が 小名木川の航行がまだ許されていない夜明け前に、
舳先に十七、八の娘を乗せた平田船が通過して行くの見たことから 物語が始まる。 
目をこすり、夢か幻か 幽霊舟にも見えたが 魂を抜かれた思いで停止出来なかった。同僚は本気にしない。
兵五郎は、身分を越えて親しく付き合う御家人で 町奉行定廻り同心、大島哲之進に打ち明け、情報収集を依頼する。
次の夜勤に就いた兵五郎は 久々に虎視眈々と監視、激しい風の中 朝方と同じ平田舟が舳先の提灯を消して 漕ぎ進んできた。
「おい そこの舟、止まれ」、追跡すると、娘(たけ)が川の中に身を投げた。これを助け 事情が有りそうな 娘たけと従者つるを自分の屋敷に連れもどり養生させるが たけの出生の秘密や意外な事実が次第に明らかになって行き、ある藩のお家騒動の渦中にまで巻き込まれ 兵五郎も刺客に襲撃されたりする。
47歳の兵五郎17歳のたけ、歳の差30歳の双方の想い、恋心が 物語の展開の主題になっているような気がするが 最終 拾参の章、拾四の章では 一転 武士者時代小説に見られる 激しく緊迫した斬り合い場面もある。
「お鳥見女房シリーズ」、「日月めぐる」で 諸田玲子氏の作品に魅力を感じているが 「幽恋舟」も 期待を裏切らない作品だと思った。