たけじいの気まぐれブログ

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藤沢周平著 「死闘(神子上典膳)」

2020年09月06日 11時02分05秒 | 読書記

図書館から借りている 藤沢周平著 藤沢版新剣客伝「決闘の辻」(講談社)には 「二天の窟(宮本武蔵)」、「死闘(神子上典膳)」、「夜明けの月影(柳生但馬守宗矩)」、「師弟剣(諸岡一羽斎と弟子たち)」、「飛ぶ猿(愛洲移香斎)」の 剣豪もの短編時代小説5作品が収録されているが その内の「死闘(神子上典膳)」を読み終えた。

藤沢周平著 藤沢版新剣客伝「決闘の辻」
しとう   (みこがみてんぜん)
「死闘(神子上典膳)」

柳生但馬守宗矩等と同様、将軍家の兵法指南役となった小野次郎右衛門忠明が、まだ神子上典膳吉明と名乗っていた時代の、兄弟子善鬼との関わりを描いた作品である。天正末期、老残の師匠の伊藤一刀斎から、「一刀流」を継ぐこと当然とする兄弟子善鬼を 死闘の末に倒し、典膳は 一刀斎から「一刀流」を継ぐことを認められる。典膳と善鬼の闘いの場面は 藤沢周平ならではの、これでもか、これどもかの、とても映像化出来ない位の凄まじさで描かれている。一刀斎から 徳川家康に推挙された典膳は士官し、200石を与えられ、徳川家忠付きの旗本となり、将軍家兵法指南役となった。その時点で、母方の旧姓である小野姓を名乗り、将軍秀忠の一字をもらい 小野次郎右衛門忠明と改名する。
作中、一刀斎が娼家から買い取った小衣(こきぬ)を登場させたりし、物語性を醸し出している。
物語の最後部では 小野次郎右衛門忠明の史実、挿話が紹介されているが 目からウロコが盛沢山だ。
関ヶ原の戦いでは 秀忠に従い上田城攻防戦で活躍し、「上田七本槍」等と称されたが 軍令違反の抜け駆けをしたりし、一時身柄を真田信幸に預けられ蟄居生活をしたり、大阪の役でも トラブルを起こし、秀忠の怒りを買い、閉門処分を受けたりと、常軌を逸した激しさを持った、剛直な人物、アクが強い人物だったようだ。「一刀流」は後に 「小野一刀流」と称されるようになり さらに分派し「中原派一刀流」「北辰一刀流」等となっていったようだ。

 


「ビューティフル・サンデー(Beautiful Sunday)」

2020年09月06日 09時10分39秒 | 懐かしいあの曲

昨日は夕方から夜半に掛けて 一時的に激しい雨が降った当地、
今朝も 雨雲が低く垂れ込めていて、時々 小雨が降っている。
奄美大島付近から九州方面へ向かっている超大型台風10号の動きが気になるところだが、
大きな被害が発生しないよう祈るばかりだ。
スカッと爽やか、天高い秋の空を望めるのは もうちょっと先になりそうだが、一雨毎に 秋の気配は濃くなっている気がする。


ちょっと冴えない?天候の日曜日(サンデー)・・・・、
ふっと思い浮かんだ曲、「ビューティフル・サンデー」
若い頃、テレビ、ラジオ等から良く流れていて 脳裏に焼き付いている曲だが、最近 あまり耳にしていなかった気がする。
今更になって ネットで調べてみると
「ビューティフル・サンデー(Beautiful Sunday)」は イギリスのシンガーソングライター ダニエル・ブーン(Daniel Boone)と ロッド・マックイーン(Rod McQueen)が作詞・作曲、ダニエル・ブーン 唄で 1972年(昭和47年)に リリースされたポップス曲。
数多の歌手や楽団にカバーされているが 日本では 1976年(昭和51年)にリリースされた田中星児の日本語版の「ビューティフル・サンデー」が 大ヒットした曲だ。
久し振りに聴くと 懐しい感じがする。

「ビューティフル・サンデー(Beautiful Sunday)」、ダニエル・ブーン(Daniel Boone) (YouTubeから共有)

 

 

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