夫婦共 餅が好きで 正月に限らず 1年に数回は 家庭用餅つき機で 餅をついては 食しています。
そろそろ 食べたくなって 先日 また 餅つきをしました。
もう 数十年続いている暮らしの習慣で 段取りが決まっています。
(1)先ず 餅つきをする前日に 餅米を浸し 一晩置きます。
(2)当日 だいたい午前11時頃、浸して置いた餅米を 水を切ってから 餅つき機のウスに移し 「むす」ボタンを押して待機します。
蒸し上がるとブザーが鳴りますので 蓋を取って 今度は 「つく」「こねる」ボタンを 押します。
10分~15分で つき上がります
(3)丁度 お昼時間に つき上がるようにし その日の昼食は つき立ての餅を千切って 大根おろしで 「からみ餅」ということになります。
(4)毎度 2臼(2升) つくことにしており からみ餅で食した後の残りは のし餅にします。 (自己流)
(5)餅つきをした翌日の午前中、のし餅を 四角形に切り(切り餅)、冷蔵庫、冷凍庫に保存します。1ヶ月間~2ヶ月間は 時々 焼き餅や雑煮で 食することが出来ます。
(6)のし餅を四角形に切った(切り餅)後の 切れ端は 細かく切り刻んで 乾燥させます。
(7)細かく切り刻んだ餅が乾燥したところで フライパンで煎って 醤油でまぶしますと 「自家製あられ」の 出来上がりとなります。
昭和20年代、30年代、まだまだ貧しかった時代、北陸の山村の暮らしでは 「餅」や「かきもち」や「あられ」等は 買う食べ物ではなく 家で作る食べ物でした。子供の頃 見て、覚えていた あられ作りを 未だにやっている 爺さんなんです。
私もお餅は好きですので何時も新潟のパック切り餅を常備していますが
やはり、つきたてお餅は違うんでしょうね。
最後の出来上がった「あられ」とっても美味しそうです。
醤油の香ばしい香りが漂ってくる感じ。
自宅で作られたら美味しさも格別でしょうね。
新潟では、お正月の残りのお餅を油で揚げて、かきもちにして食べていました。
まだ美味しいお菓子がなかった時代に、家でお菓子を作ってもらうと、とても嬉しかったですね。
今でも手作りされて、豊かな生活をなさっているなあ、と感心しました。
あられ作りは 私の役目、ポンコツあられ製造機です。
醤油をまぶした瞬間、ジュルル・・ですよ。
そういう時代でしたね。
今は 食品が溢れており わざわざ こんな あられ作る人 少ないと思いますが・・。
豊かな生活でもなんでもないのです。自嘲しています。
ただ 昔の味が恋しくて 作ってみたのがきっかけで ずっと続いているだけなんです。
子供の頃 覚えた味 って 生涯忘れないものですね。
餅を食べたくなりました。
香ばしい醤油の香りが立ち上ってきましたよ。
あられは 郷愁の味というんでしょうか。大好きで・・。
真夏だけは さすがに休止しますが 年に数回は 餅つきしています。