相互フォロワー登録している方のブログを拝見していて、ふっと11年前、2011年5月21日に、解体工事直前の北陸の実家で行った「閉扉法要」のことを思い出し、懐かしくなってしまい、「ブログ内検索」してみたところ、なんと、ブログ開設日の翌日、2011年5月30日に、そのことを書き込んでいることが分かった。
「そうか、あれから、もう11年が過ぎ去ってしまったのか」、
一昔前の話となり、感慨無量、そのまま、コピペしてみた。
振り返り記事
2011年5月30日 「古い仏壇」
北陸の実家は、3年前から空き家になっています。終戦直後に建てられた木造家屋は、ボロボロで まさに廃屋の様相です。廃屋であれ、解体工事をしないことには、近所隣りに心配や迷惑を掛けることになるため、気が気でありません。なかなか、解体工事実施の決断が出来ずにきましたが、先日、やっと、先ず、仏壇の処分のために、行ってきました。
仏壇は、他の家財家具と異なるもの、粗大ゴミ、廃棄物として、処理出来るものではないとされ、ちゃんと処分するよう、解体業者から、念を押されていました。
前もって、浄土真宗の菩提寺にお願いと打ち合わせをしておき、当日、住職を迎え、仏壇を処分する前に行う法事、「閉扉法要(へいひほうよう)」を、行ってもらいました。
仏事法事に疎い人間ですが、生まれて初めて、仏壇と仏壇周りを念入りに掃除し、生花を飾り、「お華束」(おげそく)(和菓子)を供えて、緊張して住職を迎えました。
約30分の読経が終わり、住職が、「ご本尊」(阿弥陀如来絵像、親鸞上人絵像、蓮如上人絵像)を仏壇から取り出して、法要は終了です。「ご本尊」は、住職にお寺に持ち帰ってもらい、「お焚き上げ」供養処分をしてもらうものです。
「閉扉法要」の「お布施」については、諸説有り、迷うところでしたが、「気持だけ」ということで、2万円とさせてもらいました。
法要終了後、直ぐ、あらかじめ連絡をしておいた、近くの仏壇仏具店に、仏壇仏具を持ち込み、 「お焚き上げ」供養処分の依頼をしました。持ち込みの場合、引き取り料は不要。処分手数料は、 仏壇の大きさによって異なるようですが、2万円の支払いとなりました。
日頃、仏教とは、ほとんど関わりない暮らしをしている人間にとっても、一通りの仏事法事を執り行ったことで、安堵し、穏やかな気持ちになって帰って来れました。
(追補)
ブログ開設当初は、ブログに写真をアップすることも出来なかったものだが、その日の写真が外付けHDに残って折り、引っ張り出してみた。
座敷の床の間の横の仏壇、子供の頃からずっと馴染んでいた仏壇、すでにかなり朽ちてもいたが、見納めに撮った写真だ。
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