昭和20年代から30年代前半、幼少期を北陸の山村で過ごした爺さん、当時 聞いたり、話したりしていた言葉(方言)も、ほとんど思い出せなくなっている。根っからの地元民ではなかった家族の中で育ったこともあり、身に染み込んでいなかったからだと思う。それでも 時々 何かのきっかけで ふっと思い出すことがある。記憶曖昧、多少ニュアンスが違っていたり、勘違いだったりの可能性も有りだが またすっかり思い出せなくなる前に 爺さんの引き出し・ブログ カテゴリー・「懐かしい故郷の方言」に 書き留め置くことにしている。
懐かしい 昭和20年代、30年代の農村風景
リアカーで、田んぼや畑へ、昼食を運ぶ様子
相互フォロワー登録している「気ままぶらぶら」たなのぶ様のパソコン画。
ご本人のご了解を得て拝借している。
No.73 「よっぱがわるい」
隣り近所のおじいさん、おばあさん等が、特に、「ヨッパガワルイ」「ヨッパワルイ」という言葉を、よく使っていたことを思い出した。
汽車やバスの便が悪い地域だったり、自転車も通れないような山道を辿るような家だったり、極端に不便であることを、言う言葉だったような気がする。
例えば
「コンナ、ヨッパワルイトコニ、ヨウキテクンナッタネ」
(こんなに不便な所へ、よく来てくださいましたね)
「アソコノミセ、ウマイケンド、ヨッパワルイソイ、ヤメトコマイカ)
(あそこの店、美味しいけれど、不便ですから、他の店にしましょう)