古い写真から蘇る思い出の山旅・その74
「冬の三頭山」(再)
かれこれ22年前、2002年2月に、妻と二人で、東京都の最西部、山梨県との県境にある、「三頭山(みとうさん)」を訪れたことが有った。「三頭山」は、「奥多摩三山(三頭山、御前山、大岳)」の最高峰で、山頂は、西峰、中央峰、東峰の三つ分かれていて、遠方からもその山容が分かる。
当時はまだ自営業を続けていた頃で、時間的、精神的余裕が無い頃だったが、それでも、「三頭山」には、春、夏、秋に、何度か訪れていて、どうしても「冬の三頭山」を訪れてみたい一心が有り、その日、思い切って向かったような気がする。
当時はまだ、バカチョンカメラ(ポケットサイズのフィルムカメラ)しか持っていなかった頃で、ピンボケ、拙劣写真ばかりだが、撮った写真は、プリントして、アルバムに貼ってある。
「OCNブログ人」でブログを始めてまもなくの頃に、スキャナーで取り込んで、ブログ・カテゴリー「山歩記」に書き留めたことが有ったが、その写真が、外付けHDに残っており、久し振りに引っ張り出して、改めて「古い写真から蘇る思い出の山旅」の一つに加えることにした。
記憶は、どんどん曖昧になっていても、古い写真を見ると、あの日、あの場所の情景が蘇ってくるから不思議なことだ。
昔のことを懐かしがるのは、老人の最も老人たるところだ等と自嘲しながら・・・。
山行コース・歩程等
都民の森駐車場→三頭大滝→ムシカリ峠→三頭山山頂→鞘口峠→都民の森駐車場
(標準歩行所要時間=約3時間)
(昭文社の「山と高原地図」から拝借)
メモによると、その日、梅の木峠から「日の出山」に登る予定で、三ッ沢まで行ったようだが、林道が通行止めになっていたため、引き返し、それでは・・・ということで、急遽、「三頭山」に変更、檜原村へ向かったのだった。
そんなこんなで、奥多摩周遊道路で、都民の森駐車場に到着したのは、
9時30分頃だったようだ。
10時頃、「三頭大滝」に着いたが、
「数馬バス停」から谷沿いに登ってきたという地元の男性有り、寸談。
肝心の、滝の写真を撮るのを忘れてしまい・・・、
「三頭大橋」から、「三頭沢」「ブナの路」付近、
予想していた以上の積雪量で、念のため、軽アイゼン装着し・・・。
陽射しが強く、急登で、汗だくになり・・・、
11時20分、尾根上、「ムシカリ峠」
11時45分頃、三頭山山頂・西峰(標高1,531m)に到着。
快晴の空の下、居合わせた数人のハイカーと山座同定。
北西、北方向には 雲取山、芋ノ木ドッケ、鷹ノ巣山、六ツ石山、川乗山等々。
南西方向には、富士山。
気分の良い山頂で
持参した、水、ガスコンロで、ラーメンを昼食とし、
のんびり、1時間以上、山頂に滞在したような気がする。
三頭山山頂・西峰からは、中央峰、東峰、鞘口峠を経て、
14時頃、都民の森駐車場に、帰還したようだ。
足、腰、痛!、痛!の今となっては、あの頃はまだ、よくも、「冬の三頭山」を訪れる気力が有ったのだなあと、感慨深くなっている。
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