昭和20年代から30年代前半、幼少期を北陸の山村で過ごした爺さん、当時 聞いたり、話したりしていた言葉(方言)も、ほとんど思い出せなくなっている。根っからの地元民ではなかった家族の中で育ったこともあり、身に染み込んでいなかったからだと思う。それでも 時々 何かのきっかけで ふっと思い出すことがある。記憶曖昧、多少ニュアンスが違っていたり、勘違いだったりの可能性も有りだが またすっかり思い出せなくなる前に 爺さんの引き出し(ブログ カテゴリー)「懐かしい故郷の方言」に 書き留め置くことにしている。
懐かしい 昭和20年代、30年代の農村風景
相互フォロワー登録している「気ままぶらぶら」たなのぶ様のパソコン画。
ご本人のご了解を得て拝借している。
No.66 「くべる」
昨日、10年前に書き込んでいた記事「横井戸、水汲み、風呂焚き」をコピペ、リメイクしていて、すっかり忘れていた言葉「くべる」が目に止まった。
ネットで調べてみると、「くべる(焼べる)」は、「燃やすために、火の中へ、燃料となる薪や紙等を入れること、補充すること」の意の標準語なのだそうで、方言では無さそうだが、子供の頃は、単純に「燃やす」の意で聞いたり、使っていたような気もして、「火が消えないように追加する」の意だったとは知らなかった。いずれにしても、燃料が、プロパンガス、都市ガス、電気等に代わり、全く使われなくなった言葉で懐かしい。
例えば
「ソコノ カミクズ クベテクンナイ」
(そこの紙くず、燃やして下さい)
「クベルマキ ナイヤンナッタソイ ウラカラモッテコイヤ」
(燃やす薪、無くなりましたので 裏から運んで来て下さい)
昔は薪でお風呂をわかしており 薪をくべるなどと使いました。
言われるように燃料が プロパン・電気になってからは使いません。
くべる の響きはなつかしく そして暖かいです。
薪をくべる、と言います
いま方言が消えてゆきます
寂しいことです
薪をくべる、と言います
いま方言が消えてゆきます
寂しいことです
風呂を焚くときによく言ってました😊
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鹿角地域は昔、南部領…今は秋田県に属し、岩手県、青森県との県境に位置し、北は十和田湖~南は八幡平国立公園に囲まれた盆地です。
小さい頃は、掘っ立て小屋に住んでいて暖房は囲炉裏でした。
夏に山から拾ってきた枯れ枝や杉の枝を土間に溜めて置き、囲炉裏で煮炊きしてましたが…やはり、“焚き木をくべる” でした!