普段、会話や文章で、あるいはテレビやラジオ、新聞等で、ごく普通に使われている言葉で、誰でも知っている言葉の中にも、いざ、咄嗟に漢字で書けと言われると、「???」となってしまう言葉が、結構有るものだ。
もちろん、漢字検定何級、漢字クイズ王なる人達にとっては、御茶の子さいさいなのかも知れないが、一度や二度、聞いても、教えてもらっても直ぐそのそばから忘れてしまう類の爺さんは、たまたまそんな漢字に出会うと、「へー!、そうなんだ・・」、その都度、目から鱗・・・・、になってしまう。
今は、有難い世の中、漢字不勉強で語彙力の無い爺さんでも、PCやスマホの漢字変換ソフトのおかげで、ブログ等には、読めない、書けない難漢字であっても、平気で、知ったかぶりして書ける時代だが、「じゃ、実際、自分で読んでみろ、書いてみろ」と、問題に出されたら、降参してしまうこと多しである。
今、読んでいる小説の途中で、ふっと目に止まった漢字が有った。
日常よく聞いたり、話したり、知っている慣用句「へそで茶を沸かす」の「へそ」だ。
どうも、これまで、しっかり漢字を覚えたり、自分で書いたこと、一度も無かったような気がする。
文章等では、その文脈から、さっと読めるが、いきなり、「漢字で書いて見ろ」と言われると、
「えーっと?、えーっと?」に、
なってしまう漢字である。
別に、「へそ」という漢字を書けなくても、日常、困ること無しだが、ブログ・カテゴリー「つぶやき・うんちく・小ネタ・暇つぶし・脳トレ」に、書き留め置くことにする。
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(漢字)
臍
「ほぞ」とも読む
(意味)
胎児期に母親から栄養や酸素の供給を受ける管(へその緒)がとれた痕跡。
(拡大してみると)
臍
(蛇足)
「臍(へそ、ほぞ)」を用いた慣用句・言葉
「臍で茶を沸かす」
あまりおかしくて笑わずにいれないこと。聞くだけで馬鹿馬鹿しいこと。
多くは、嘲りを込めて使われる慣用句
「臍を曲げる」
機嫌を損ねて意固地になること。気に入らないことが有ってわざと意地悪すること。
「臍曲がり」
性質が素直でないこと。ひねくれていること。
または、そのような人や様子のこと。
「臍(ほぞ)を噛む」
どうにもならないことを後悔すること。全て終わってしまったことに対して悔いること。
「臍(ほぞ)を固める」
決意を固めること、覚悟を決めること。
「臍繰り(へそくり)」
人に知られないようにこっそり貯めたお金のこと。
昔、懐紙等で包んだお金を腹巻き、胴巻き、帯の中に仕舞い込んでいたことに
由来している。
ナール、ヘソ!