古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

孤高の鬼たち   素顔の作家

2016-02-12 13:54:19 | 小説の紹介
文藝春秋編。


⑴三鷹・下連雀・太宰治    瀬戸内寂聴



自信が太宰にゆかりのある下連雀に住み、太宰の住んでいた


というボロ屋に住んでいたという女との交流を描き……太



宰が愛した五人の女性について書いている。太田治子とも



宿に止まり、話し、治子は太宰ちゃま、と呼んで、神様だと



思っているという。全体的に沈んだトーンで暗い影を落とし


ている感じがなんとも太宰のやるせない人生を表している




ようだった。




たくさんの先生方が原稿をお寄せになっている中で、初めて


読んだ瀬戸内寂聴さんの文章のが、一番簡潔で、おもしろかっ



たように思う。 
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