幻冬舎文庫 平成25年
著者が26歳のときだから、2001ころの
ことが描かれているらしい。
南米に行きたい、と言いつつ、東南アジアに降
り立ち、いろいろ国を巡りつつ、赤道を越えてい
く。
けっこう楽しく書いてあって、自信過剰というか
俺様タイプなので、読んでいても楽しい。
酷い目にも合うし、体験しつつ、二年半の旅を
終えるまでをおもしろおかしく描き出す。
読む本がなくて、困っていたのだが、よい本と出会えて
ラッキーだった。話それぞれにいつもオチがついていて
スマートだった。
(鶴岡卓哉)