光文社 1999年
20年前のあぶらののっていた時期に書かれた小泉氏
のゲテモノ食い紀行本。
ぼくは二カ月で十キロ痩せて、あまり昔ほど食に興味
を失ってしまい、逆に食べないことに興味が湧いてき
ている。いかに食べないでいられるか、を常に考えて
いる。
だから、この本のドイツのソーセージをわしわしと食
ってしまう話とかを読んだら、気持ち悪くなってしま
った、全体的に気持ち悪かった。
おかげで食う気も失せ、余計、食べないで済んだので
助かった。
ただ第Ⅰ話ニンニク食いの心理には共感した。ぼくも
例にもれずにひどいニンニク食いなのだ。
ひとりで料理するときは必ずと言っていいほどニンニクを
入れる。生ではさすがに食べないけど、生でバリバリ食う
ってすげえ人もいるもんだ、と読んでいて思った。わしも
まだまだだ。
もっと食べないでいるにはどうしたらいいのか考えてみよ
う。たぶん、小泉氏は食べることはプロだろうけど、食べ
ないことに関してはぼくのほうが上だろうな、いや、ぼく
よりすげえヤツはいっぱいいるだろうけどさ。