古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

ひとつ目女     椎名誠

2022-08-05 01:49:20 | 小説の紹介

文春文庫    2008年

 

久々のシーナSF作品との出会いだった。もちろん、

 

問題になってくるのはひとつ目女だ。

 

人工的にセックス目的でつくられたというひとつ目女。

 

その親となるラクダを探して欲しいという依頼から

 

はじまる冒険譚。それらは、じょじょにいろいろ明ら

 

かになっていくが、美しいとされるひとつ目女が、この

 

物語のキーとなっていくことは間違いない。

 

世界観としては、トーキョー、や、ヒビヤ公園など

 

実在の所在地をつかっている。これは、未来のトーキョーと

 

近縁の地を舞台にした物語らしいのだ。

 

ぼくの読書欲といったものが、減退傾向にあり、なんか

 

読みたくない、といった日も多かったが、しかとこれだけは

 

読まねば、と熟読してしまった。

 

シーナ・ワールドに読んでいる間は浸れるので、おもしろい

 

活字冒険の日々を送れたのであった。

 

         (読了日 2022年5・21(土)0:37)

                      鶴岡 卓哉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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