講談社文庫 昭和53年
この本は絶版らしいので、手に入れるのは難しい
かもしれない。古本屋でハハがホッと見つけて、
110円だったので、即購入。
ちひろ女史とは、遠からず縁があって、ハハが、K
党で働いていた時、挿絵を描いていたのだが、その
当時、同じK党で働いていたちひろさんの絵がハハの
絵と似ていたこともあって、送られてきて、その絵が
まだうちにあるはずだ。
ちひろさんの息子さんの手腕もあって、有名になった
ということだが、その絵は優しくて、リアルなかわいさが
ある。いや、リアルというのは語弊がある。真理をついて
いるといった方がいいか。
心がほっとなごむ絵だ。それはちひろさんのきびしい目が
あるおかげだろう。ちひろさんがどんな人か分かった気がして
ちょっと心が緩んだ。