「バスジャック」所収。 2005年
幸せそうな二人のカップル。ただそこには問題があった。
二人の記憶はちぐはぐに食い違っていくのだ。
現実にはそんなことは起こり得ない。
この人はSF的作家なのだ、と遅まきにして気づいた。
しかし、作為的過ぎるところが気になり、一度は読むのを
やめた。この短編集にはなんらかの問題点があるようだ。
このオチはどうだろうか? あまりにキレイすぎて、
素直すぎやしないか、もうちょっとここは二階扉的なところ
が、ここでは欲しかったように思ってしまった。
(読了日 2023年1・6 0:50)