古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

ねじのかいてん     椎名誠

2023-01-25 14:34:41 | 小説の紹介

講談社文庫   1989年

 

どこかに誰か何者かに拉致られて、収容されている

 

男の辿る運命。

 

それぞれ深いSFチックな研究家が拉致られていて、

 

私はねじの研究家らしい。

 

デレ山と名付けた看守が、体をでれでれとさせて、

 

見回っている。クソを食わされ、私もデレ山と同じ

 

ようにぶくぶくと太ってしまうのだ。

 

おふくろとも会うが、これは幻覚なのか。

 

ねじをなんとかこじ開け、外にでて、この収容所で

 

行われていることを告発しなければならない。

 

SFチックな用語と椎名語とも言える、独特な言葉遣い

 

で描く、収容所短篇。

 

  (読了日 2023年1・8(日)2:55) 

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