古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

水域       椎名誠

2023-01-28 00:41:39 | 小説の紹介

講談社文庫    1988年

 

後年、長編「水域」に結実する前の短編バージョン。

 

様々なエピソードの断片が垣間見えるが、全貌はぼくも

 

読んだが、とてつもなくおもしろかった。

 

この短編バージョンも見どころがたくさんある。

 

主人公「私」の影のある感じ、不思議な魅力のあるキャラ

 

クターたち。そして、こまごまとした奥目背曲虫、や、

 

メダマガエシ、ヤマナラシ、泥根魚などのサブキャラ。

 

いやーこれは楽しい世界観だ。まったくの創造的空間

 

が拡がっている。SFの真骨頂だ。

 

これでSFに目覚めるひとも多いと思うのだ。ぼくも

 

そのひとりである。

 

   (読了日 2023年1・10(火)14:25)

コメント
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