集英社文庫 2005年
「バスジャック」表題作。この作品はおおいに問題がある
と思った。バスジャックをすごく茶化しているのだ。
実際にバスジャックに会って、心に傷を負い、体にも傷を
負った方もいらっしゃる。そういうことをどう思ってかいて
いるのだろうか? 戦争を茶化すのに似て、これはいかんね。
問題意識というものが低すぎる。
これが、表題作になっているのだから、この本には、やはりい
ささか大いに問題が存在しているらしいとしかいいようがない、
残念だ。
(読了日 2022年 1・6(金)19:28)