集英社文庫 平成17年 副題‐因果はめぐる歌舞伎の
不思議
この勘九郎は2012年に亡くなった方の勘九郎で
この本は、旅というより、史実的なものの推考って
感じか。話し言葉を文章にしてあって、それはちょ
っと慣れないと、逆にしんどい部分がある。
読みやすいんだけど、そこに文学的風合いといっ
たものは皆無だからかもしれない。文体といった
ものがなく、とにかく、話し言葉一辺倒だから、
ちょっとやねこい。でも、最後の方になって
やっと慣れてきたら、一気読みだった。
この人には、なんかついてるね、運というか、
旅運的なものが、偶然の恐ろしさみたいなものは
ある。
57歳で亡くなって、人の気の遣い方の総量って
決まっているって気がするなあ。それが尽きると
死んじゃうっていうさ。そんな因果を感じるよ。
(読了日 2023年4・12(水)11:50)
(鶴岡 卓哉)
不思議
この勘九郎は2012年に亡くなった方の勘九郎で
この本は、旅というより、史実的なものの推考って
感じか。話し言葉を文章にしてあって、それはちょ
っと慣れないと、逆にしんどい部分がある。
読みやすいんだけど、そこに文学的風合いといっ
たものは皆無だからかもしれない。文体といった
ものがなく、とにかく、話し言葉一辺倒だから、
ちょっとやねこい。でも、最後の方になって
やっと慣れてきたら、一気読みだった。
この人には、なんかついてるね、運というか、
旅運的なものが、偶然の恐ろしさみたいなものは
ある。
57歳で亡くなって、人の気の遣い方の総量って
決まっているって気がするなあ。それが尽きると
死んじゃうっていうさ。そんな因果を感じるよ。
(読了日 2023年4・12(水)11:50)
(鶴岡 卓哉)
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