新潮文庫 2009年
ぼくがこの本に呼ばれていたなあ、と思ったのは、その
ちょっと前に中学生のころにバスガイドから聞いた、小
原庄助さん、なんで身上つぶした、朝寝朝酒朝湯がだ
いすきで、というフレーズが突如頭に巡ってきて、表題
作の焼き餃子と名画座に、その歌詞がのっていた、これ
は、と思ったね。そういうこともあるもんだ。
全肯定感にみちてるんだね、このひとは。だから、おいし
い、とっては食べ、食べては、おいしい、といったよう
なことをいっている、幸せなひとである。
東京はおカネがあれば、たのしいんだろうなあ、と思う。
なんにしてもおカネがないと始まんないというのが、東
京のいいところであり、そうじゃないところでもある。
けど、貧乏を自称するぼくが思うが決して高いだけじ
ゃアだめなのだ、といわせてもらおう。あとは、そう
ですね、長くなるのでよしとするニャー。……合掌。
わしが見ているのは天国ニャ。天国を見てるニャ。そこはすっごくおいしい缶詰めが食べられるとこニャ。
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