古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

あめふらし     長野あゆみ

2023-12-13 02:05:01 | 小説の紹介
文藝春秋    2006年

「少年アリス」から、こうなってしまった

ことに対して、ちょっと残念に思わないで

もない。

漢字の使い方など、その残り香はあるものの

なんかあらすじを読まされているような感じ

がする。小説といったものに一歩、手が届い

ていない感じ。

兎に角、物足りなさ、というより、よく分か

らなかった。いや、ぼくにはほんとに理解でき

なかったので、なにをどう批評したりしたらい

いのか分からないのだ。魂について描いてあっ

て、でも、この作家が魂それ自体をどう感じて

いるのかが伝わってこない。魂をどう考えてお

るのだね! と机をバンと叩きたくなる感じと

いえばよいのか。長野さんもおっしゃっていた、

「おかしみ」はなんとなく感じたので、多分、

それでいいのだ、と思わざるを得ない。

(読了日 2023年11・15(水)14:10)

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