河出文庫 2017年
この短編は書下ろしだそうだが、一番良かった。
作為性がここまで昇華されると気持ちがいい。
ノーグレイは演劇の惑星に飛ぶ。そこは独裁政治で
その王子が演劇好きで病死してしまう。そのことで、
国王は少々おかしくなってしまい、国民に演じるこ
とを強制するようになる。台本がないと何もできな
い人になっていく。なんというか、風刺も利いている。
これはネタバレしたら、面白くないだろうから、読む人
のために一切伏せておこう。しかし、面白いことは
確実だ。SFと推理の見事な結合、そして、最後は
必ず死んでしまう、というお約束。
実にあっぱれな短編だった。
(2023年3・15(水)20:22)
この短編は書下ろしだそうだが、一番良かった。
作為性がここまで昇華されると気持ちがいい。
ノーグレイは演劇の惑星に飛ぶ。そこは独裁政治で
その王子が演劇好きで病死してしまう。そのことで、
国王は少々おかしくなってしまい、国民に演じるこ
とを強制するようになる。台本がないと何もできな
い人になっていく。なんというか、風刺も利いている。
これはネタバレしたら、面白くないだろうから、読む人
のために一切伏せておこう。しかし、面白いことは
確実だ。SFと推理の見事な結合、そして、最後は
必ず死んでしまう、というお約束。
実にあっぱれな短編だった。
(2023年3・15(水)20:22)
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