これで、本年のなんちゃって書評もおしまいです。
本年中は、古民家ギャラリーにお越しになられた方には
たいへん御世話になりました、ありがとうございました。
来年2023年は7日(土)より営業いたします。
では、佐藤愛子さんの書評いっちゃいましょうか。
「おいしいおはなし」所収。
この高峰秀子女史が編まれたとてもおもしろいエッセイ集の
大トリをつとめるのは、佐藤愛子女史である。
この小品は、1991年4月(角川文庫)の「何がおかしい」
に収められた一編。愛子さんは今もご健在、現役でいらっしゃる。
この作品もバランスが良く、あまり怒ってはおられないようだ。
マヨネーズがうまく作れず、分離してしまうのを繰り返すのだが、
信心している、「不動明王が守っておられます」と冒頭、明かして
いる通り「なにとぞマヨネーズづくりをば、成就させたまえ」と
念じると、あら不思議、ねっとりと調子よく固まっていくではないか。
うーん、なんか可愛げがあっていいな、68歳のときのまだ若かりし
日のエッセイだ。
以上。
今年は何冊ぐらい読んだのかなあ、170冊くらいかなあ、と思うんだ
けれど、少なくとも、来年の上半期は趣味に興じようと思っている。
って、結局、一年中、やりたいことしかしないのかもしれないが。
一年を振り返って、夏はやねこかったなあ、と思うね。また、来年も、
暑いんだろうなあ、でも、歳取ると、暑い方がいいのかも。若いときは
寒いの好きだったけど。
じゃあ、また。って、明日、たぶん、更新すると思います。
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