ほこりまみれの校庭で激しい練習に明け暮れる中、カズミという
女の子に憧れ、その女の子が中心にセックスというか、女郎屋の
一幕があったりと、まさしく青春の一コマを切り取った好短編。
工藤とカズミがラスト。ぱしんぱしんと頬を軽く叩いて、安っ
ぽい音を立てて、「なによ、なによ」とカズミが目に泪をいっ
ぱい貯めて時折、そう言ってたのを受け、仲間で、軽く頬を叩き
合い、「なによ、なによ」と言った。というところは、ほんとに
ユーモアがあるんだけど、そうしないではいられない、苦い思い
が伝わってきた。ああ、青春だ。
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