新潮文庫 平成13年
あるお母さんが、谷川氏を読もうとしたが、難しくって
と言っていた。たしかに難しい部分はある。初心者向き
の雑文ではないかな、という気がしないでもない。
ぼくには丁度よい。軽すぎもせず、重すぎもせず、この
テンションはここ地いいと感じる。
恋愛でもないし、さりとて、愛に無関心というわけでも
なさそうである。だいたいが200年ころの文章といって
いいようだ。22年前くらいか、丁度、ぼくが広島にでて
来たころで、暗雲立ち込めていたころだ。
谷川氏の文章に、酔ってしまうように、文体に身を寄せて、
つらつらと思考に任せて、泳ぐのが気持ちよかった。
(読了日 2022年12・27 21:51)
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