★何度見てもすごい50本より★
行き着く先は・・・破滅
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* * * * * * * *
実在の銀行強盗ブッチ・キャシディとサンダンス・キッドの物語です。
列車強盗や銀行強盗で名を馳せた「壁の穴強盗団」。
あまりにも被害が大きいので、ある銀行の手配で最強の刺客が放たれた。
首領各のブッチ(ポール・ニューマン)とサンダンス(ロバート・レッドフォード)は
執拗な追跡に会うのですが、辛くも逃れることが出来ました。
2人は、サンダンスの恋人エッタ(キャサリン・ロス)を伴い、南米ボリビアへ逃亡します。
やがて、そこでも始めた強盗稼業。
けれども取り締まりは厳しくなり、ある日・・・・・・・・・。
アメリカン・ニューシネマと呼ばれる作品群の一つですね。
1960年代後半から70年代にかけて、
反体制的人間(主に若者)の心情を綴った映画が好まれ多く作られたのです。
反体制を謳うからには、どうしてもラストは破滅方向。
代表作「俺たちに明日はない」、あの壮絶なラストシーンが印象深いですね。
こちらはそれに対抗したのかどうかはわかりませんが、ラストはストップモーション。
その壮絶なラストはご想像ください・・・と言うわけです。
このバート・バカラックによるテーマ曲「雨に濡れても」は
当時いやというほど聞いた覚えはあるのですが、
実のところ私、この映画はみていませんでした!
アメリカン・ニューシネマを味わうにはやや若すぎたようです・・・。
これらにはまったのはやはり団塊世代でしょうか。
このブッチとサンダンス、2人のアウトローはかっこいいです。
何にも属さず自由。
法にさえも縛られない。
こういうところにあこがれる部分は確かにあります。
しかし、世間はそれを許さないのです。
これはいつの世でも同じですね。
そうして次第に追い詰められていく。
この苦しさをどう描くか、そこがポイントですよね。
2人はもう強盗稼業から足を洗って堅気になりたいと思ったのです。
しかし、今更何が出来るのか。
そこで思考停止になってしまう。
畑なんか耕せない。
牧場の仕事はきつすぎる・・・。
本気なら実は何だって出来るのだろうと思うのですが、
これまでの気ままでスリルがあって一攫千金を夢見る様な、
そんな生活を変えることが出来なくなってしまっているのです。
これがもうこの2人の生き様になっていて、こうでなければ死んだも同然。
しかし、これではやはり行き着く先は破滅しかない、と。
何となくこの映画制作当時の時代色をも感じさせられる名作です。
原題はButch Cassidy and the Sundance Kid と、ずばりそのままなのですが、
この邦題はすごいですね。
どなたが考えたか知りませんが、すばらしい!
「明日に向かって撃て」とは、まさにラストシーンの2人に向けた言葉。
こういうネーミングセンスは最近全く見られないのが残念です。
英語そのまま、意味不明のカタカナという物が多いですから・・・。
1969年/アメリカ/110分
監督:ジョージ・ロイ・ヒル
出演:ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード、キャサリン・ロス
行き着く先は・・・破滅
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実在の銀行強盗ブッチ・キャシディとサンダンス・キッドの物語です。
列車強盗や銀行強盗で名を馳せた「壁の穴強盗団」。
あまりにも被害が大きいので、ある銀行の手配で最強の刺客が放たれた。
首領各のブッチ(ポール・ニューマン)とサンダンス(ロバート・レッドフォード)は
執拗な追跡に会うのですが、辛くも逃れることが出来ました。
2人は、サンダンスの恋人エッタ(キャサリン・ロス)を伴い、南米ボリビアへ逃亡します。
やがて、そこでも始めた強盗稼業。
けれども取り締まりは厳しくなり、ある日・・・・・・・・・。
アメリカン・ニューシネマと呼ばれる作品群の一つですね。
1960年代後半から70年代にかけて、
反体制的人間(主に若者)の心情を綴った映画が好まれ多く作られたのです。
反体制を謳うからには、どうしてもラストは破滅方向。
代表作「俺たちに明日はない」、あの壮絶なラストシーンが印象深いですね。
こちらはそれに対抗したのかどうかはわかりませんが、ラストはストップモーション。
その壮絶なラストはご想像ください・・・と言うわけです。
このバート・バカラックによるテーマ曲「雨に濡れても」は
当時いやというほど聞いた覚えはあるのですが、
実のところ私、この映画はみていませんでした!
アメリカン・ニューシネマを味わうにはやや若すぎたようです・・・。
これらにはまったのはやはり団塊世代でしょうか。
このブッチとサンダンス、2人のアウトローはかっこいいです。
何にも属さず自由。
法にさえも縛られない。
こういうところにあこがれる部分は確かにあります。
しかし、世間はそれを許さないのです。
これはいつの世でも同じですね。
そうして次第に追い詰められていく。
この苦しさをどう描くか、そこがポイントですよね。
2人はもう強盗稼業から足を洗って堅気になりたいと思ったのです。
しかし、今更何が出来るのか。
そこで思考停止になってしまう。
畑なんか耕せない。
牧場の仕事はきつすぎる・・・。
本気なら実は何だって出来るのだろうと思うのですが、
これまでの気ままでスリルがあって一攫千金を夢見る様な、
そんな生活を変えることが出来なくなってしまっているのです。
これがもうこの2人の生き様になっていて、こうでなければ死んだも同然。
しかし、これではやはり行き着く先は破滅しかない、と。
何となくこの映画制作当時の時代色をも感じさせられる名作です。
原題はButch Cassidy and the Sundance Kid と、ずばりそのままなのですが、
この邦題はすごいですね。
どなたが考えたか知りませんが、すばらしい!
「明日に向かって撃て」とは、まさにラストシーンの2人に向けた言葉。
こういうネーミングセンスは最近全く見られないのが残念です。
英語そのまま、意味不明のカタカナという物が多いですから・・・。
1969年/アメリカ/110分
監督:ジョージ・ロイ・ヒル
出演:ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード、キャサリン・ロス
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