映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

ラブ・アクチュアリー

2010年03月15日 | 映画(ら行)
恋する群像劇・・・クリスマスに是非



           * * * * * * * *

この作品は公開時に見ていまして、
すごく好きで、サントラ盤CDも持っていたりするのですが、
久しぶりにまた見たくなってしまいました。
本当はクリスマスに見ようと思っていたのですが、時期がずれ込んでしまい、
こんな季節外れになってしまったのですが、お許しを・・・。
「ブリジット・ジョーンズの日記」や「ノッティッグヒルの恋人」の脚本・制作をした
リチャード・カーティス監督作品。
現代の女心をくすぐるロマンスとしては、最高ですね。




ストーリーはクリスマス前のロンドンが舞台です。
何人もの男女のラブストーリーを平行して描いていますが、
これがヒュー・グラントを始めとした豪華メンバー。
登場人物が大勢なので,誰が誰やらわからなくなるのではと,
ちょっと心配だったのですが,大丈夫でした。
個性あふれる皆さんでした。
ストーリーもこんなにいろいろな話が入り乱れていたら,
散漫になるのではと思ったのですが、
同時に導入があって、
切ないシーンがあって、
そしてラストに向けてどーんと盛り上がるという相乗効果。
否応なく、それぞれの人々に感情移入してしまいます。




親友の新妻に密かに思いを寄せる男性。
長年の片思いを弟のためにあきらめる女性。
超人気の少女に片思いの悩める少年。
思いを伝えられずに悶々とする英国首相!!
やっぱりこのヒュー・グラントは良かったですね。
しかし,この人がどうやって首相になったのか、ナゾですが。







さてイギリスも我が国同様、
いつも強引なアメリカに対しては複雑な感情があるようで、
英国首相がハリーポッターやベッカムの自慢をするところなんか、笑ってしまいます。
「アメリカへ行けば絶対もてる!!」と単純に思い込むプータロー青年が、
実際にアメリカに乗り込んで、
簡単に頭の悪そうなアメリカ娘をモノにしてしまう
・・・という予想を裏切る展開がなかなか皮肉をきかせています。


とにかく「気の毒」にも「ハッピー」にも、
泣けて泣けてぼーっとさせられてしまう作品なのです。
で、ミーハーといわれようがなんだろうが、
やっぱり女性としてはこれは「超良」です。
やっぱり。

2003年/イギリス/135分
監督・脚本:リチャード・カーティス
出演:ヒュー・グラント、リーアム・ニーソン、エマ・トンプソン、アラン・リックマン、コリン・ファース、ローラ・リニー、キーラ・ナイトレー、ローワン・アトキンソン、ビル・ナイ


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