200年の孤独な心が求めるもの
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/cb/df4fd155809e10be51f1b943ab6068d1.jpg)
* * * * * * * * * *
スウェーデン作品「ぼくのエリ200歳の少女」のリメイクです。
中身はほとんど変わっていないので、ストーリーはこちらを参照ください。
→「ぼくのエリ200歳の少女」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/8c/5bcbb4cc72e7369e540a09afc53e5b34.jpg)
凍てつく冬を舞台に繰り広げられる静謐なホラー。
元作品のその雰囲気はきっちり守られています。
孤独な少年オーウェンとヴァンパイアの少女アビー、
配役がまさにはまっています。
オーウェン役のコディ・スミット=マクフィーは、
「ザ・ロード」でヴィゴ・モーテンセンと共に世界崩壊後の旅をした少年。
なるほど、あれも名作でしたねえ・・・。
一方、アビー役のクロエ・グレース・モレッツは、
キック・アスの元気な女の子じゃありませんか!
双方まだ若年ながら、頼もしい俳優であります。
繊細な少年少女の心を見事に演じてくれました。
・・・しかし、思うのですがアビーは今作では200歳とまできっちり触れられていませんが、
かなりの年月を生きているのに間違いない。
とすれば、姿は少女だけれど、精神はもっと老成しているのではないかと思ったりもします。
あれ?十分老成していましたっけ?
・・・よくわかりません。
心も年をとらないのかも・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/02/8624dc480943956068b2b5de45fb8567.jpg)
今作の原題は”Let Me In”つまり、私を中に入れて。
アビーは窓の外やドアの外からオーウェンにささやきかけます。
というのも、ヴァンパイアは相手の許しを得なければ、その人の部屋に立ち入ることができないのです。
私たちの中にもそうした結界を持つ力があるというのも、
ちょっと興味深いですね。
そういえばオーウェンのお母さんは、子供には無関心だけれど、
いつも食事のまえなどに熱心にお祈りをしています。
そうしたものが余計に、アビーがこの家に立ち入ることを難しくしているような気もします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/cb/f628d063a8acb591e773c36e166dcd7c.jpg)
さて、ハリウッド版リメイク作品を見るといつも思うのですが、
元作品はそれだけで十分完成されていて、すばらしい味が出ているのに、
なんでわざわざリメイクするのか、と。
よくわかりませんが、つまりはアメリカ人は字幕が嫌いなのかもしれません。
吹き替えという手もあると思うんですけどね。
私が洋画に対して愛着を感じているほどには、
アメリカの方々は外国語の作品に愛着がないのかもしれない・・・。
よいオリジナルの脚本が足りないという事情はありそうですが。
監督:マット・リーブス
出演:コディ・スミット=マクフィー、クロエ・グレース・モレッツ、イライアス・コティーズ、リチャード・ジェンキンス
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スウェーデン作品「ぼくのエリ200歳の少女」のリメイクです。
中身はほとんど変わっていないので、ストーリーはこちらを参照ください。
→「ぼくのエリ200歳の少女」
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凍てつく冬を舞台に繰り広げられる静謐なホラー。
元作品のその雰囲気はきっちり守られています。
孤独な少年オーウェンとヴァンパイアの少女アビー、
配役がまさにはまっています。
オーウェン役のコディ・スミット=マクフィーは、
「ザ・ロード」でヴィゴ・モーテンセンと共に世界崩壊後の旅をした少年。
なるほど、あれも名作でしたねえ・・・。
一方、アビー役のクロエ・グレース・モレッツは、
キック・アスの元気な女の子じゃありませんか!
双方まだ若年ながら、頼もしい俳優であります。
繊細な少年少女の心を見事に演じてくれました。
・・・しかし、思うのですがアビーは今作では200歳とまできっちり触れられていませんが、
かなりの年月を生きているのに間違いない。
とすれば、姿は少女だけれど、精神はもっと老成しているのではないかと思ったりもします。
あれ?十分老成していましたっけ?
・・・よくわかりません。
心も年をとらないのかも・・・。
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今作の原題は”Let Me In”つまり、私を中に入れて。
アビーは窓の外やドアの外からオーウェンにささやきかけます。
というのも、ヴァンパイアは相手の許しを得なければ、その人の部屋に立ち入ることができないのです。
私たちの中にもそうした結界を持つ力があるというのも、
ちょっと興味深いですね。
そういえばオーウェンのお母さんは、子供には無関心だけれど、
いつも食事のまえなどに熱心にお祈りをしています。
そうしたものが余計に、アビーがこの家に立ち入ることを難しくしているような気もします。
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さて、ハリウッド版リメイク作品を見るといつも思うのですが、
元作品はそれだけで十分完成されていて、すばらしい味が出ているのに、
なんでわざわざリメイクするのか、と。
よくわかりませんが、つまりはアメリカ人は字幕が嫌いなのかもしれません。
吹き替えという手もあると思うんですけどね。
私が洋画に対して愛着を感じているほどには、
アメリカの方々は外国語の作品に愛着がないのかもしれない・・・。
よいオリジナルの脚本が足りないという事情はありそうですが。
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クロエ・グレース・モレッツ,コディ・スミット=マクフィー,リチャード・ジェンキンス,イライアス・コティーズ | |
Happinet(SB)(D) |
監督:マット・リーブス
出演:コディ・スミット=マクフィー、クロエ・グレース・モレッツ、イライアス・コティーズ、リチャード・ジェンキンス