天下に近づけば近づくほど敵は減っていくもんだと思ってたけど、そうじゃないみたい・・・
* * * * * * * * * *
待ち遠しかった第6巻が出ました。
いやはや、でも、さすが動乱の時代、
さすがのサブロー信長もそう脳天気ではいられなくなってきましたね。
朝倉・浅井勢から京へ逃れた信長は、岐阜へ帰るのもままならぬ状況にありながら、なんとか帰郷を果たします。
ところがその途上、信長を銃弾が襲う。
辛くもマントに穴が開いただけで済んだのですが、いったい信長を狙うのは何者・・・?
うーん、それはもう、信長の敵はたくさんいるわけだから、なんとも言えないんだけどね。
不思議な運に守られている男でもあるわけだな、信長は。
そんな所でサブロー信長は思わずつぶやきますね。
「俺さー、天下に近付けば近付くほど敵は減っていくもんだと思ってたんだけど、
なんかそうじゃないみたいだね。
むしろその逆のような気がする…。
これじゃあ…いつまでたっても終わんないんじゃないかなー」
この言葉に、むしろ周りの部下たちはびっくり。
今までいかにも自信たっぷりだったからね。
弱音を吐く殿は殿らしくない、と皆に詰め寄られたサブローは
「あれ?いや…、弱音を吐いたつもりは…
ちょっと感想を言ってみただけなんだけど…」
すでに引き返すことができない状況を再認識し、
新たに天下取りへの決意を固めるという大事な場面となるのでした。
いやいや、サブロー信長くんも、成長したことよの~。
とはいえ、敵方浅井家に嫁いだ妹、おいっちゃんのことも気がかりです。
彼女は彼女で、兄信長と夫との仲を取り持とうと、一生懸命。
元気なおいっちゃんは好きだなあ・・・。お茶々もね!
平成人である信長サブローは、時に周りの人をはっとさせる言葉を出します。
少年蘭丸くんは、気持ちが優しくて、兄のように「立派な武将になりたい!」とはどうしても思えない。
サブローは
「いいんじゃない?べつに。
さっき自分で言ってたじゃん、人には向き不向きがあるって。
自分に向いてることすればいんじゃないの?」
と。
身分というものが固定化してきているこの時代では、なかなかない発想なのだろうな。
いや、この言葉は、今でも心にひびく場合がありますよね。
親の期待に応えて無理をする・・・なんてことは、今でも普通にあるよね・・・。
さて、信長の妻帰蝶の侍女、おゆきは実は上杉謙信の間者であったわけですが、
何やら殿様らしくない信長の分け隔てない物言いに、ちょっと心が揺れています。
ほう、フォーリン・ラブ!!
ところがこのおゆきさんが、明智光秀の素顔を見てしまうわけです!!
この展開もなかなか先が楽しみだね。
皆で津島のお祭りに行った夜の光景は、とても素晴らしかったなあ・・・。
こういう緩急の付け方で、ぐっと物語に深みが出るんだなあ。
全く目が離せない天下取り!
次号を待つ!
「信長協奏曲 6」 石井あゆみ ゲッサン少年サンデーコミックス
満足度★★★★☆
信長協奏曲 6 (ゲッサン少年サンデーコミックス) | |
石井 あゆみ | |
小学館 |
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待ち遠しかった第6巻が出ました。
いやはや、でも、さすが動乱の時代、
さすがのサブロー信長もそう脳天気ではいられなくなってきましたね。
朝倉・浅井勢から京へ逃れた信長は、岐阜へ帰るのもままならぬ状況にありながら、なんとか帰郷を果たします。
ところがその途上、信長を銃弾が襲う。
辛くもマントに穴が開いただけで済んだのですが、いったい信長を狙うのは何者・・・?
うーん、それはもう、信長の敵はたくさんいるわけだから、なんとも言えないんだけどね。
不思議な運に守られている男でもあるわけだな、信長は。
そんな所でサブロー信長は思わずつぶやきますね。
「俺さー、天下に近付けば近付くほど敵は減っていくもんだと思ってたんだけど、
なんかそうじゃないみたいだね。
むしろその逆のような気がする…。
これじゃあ…いつまでたっても終わんないんじゃないかなー」
この言葉に、むしろ周りの部下たちはびっくり。
今までいかにも自信たっぷりだったからね。
弱音を吐く殿は殿らしくない、と皆に詰め寄られたサブローは
「あれ?いや…、弱音を吐いたつもりは…
ちょっと感想を言ってみただけなんだけど…」
すでに引き返すことができない状況を再認識し、
新たに天下取りへの決意を固めるという大事な場面となるのでした。
いやいや、サブロー信長くんも、成長したことよの~。
とはいえ、敵方浅井家に嫁いだ妹、おいっちゃんのことも気がかりです。
彼女は彼女で、兄信長と夫との仲を取り持とうと、一生懸命。
元気なおいっちゃんは好きだなあ・・・。お茶々もね!
平成人である信長サブローは、時に周りの人をはっとさせる言葉を出します。
少年蘭丸くんは、気持ちが優しくて、兄のように「立派な武将になりたい!」とはどうしても思えない。
サブローは
「いいんじゃない?べつに。
さっき自分で言ってたじゃん、人には向き不向きがあるって。
自分に向いてることすればいんじゃないの?」
と。
身分というものが固定化してきているこの時代では、なかなかない発想なのだろうな。
いや、この言葉は、今でも心にひびく場合がありますよね。
親の期待に応えて無理をする・・・なんてことは、今でも普通にあるよね・・・。
さて、信長の妻帰蝶の侍女、おゆきは実は上杉謙信の間者であったわけですが、
何やら殿様らしくない信長の分け隔てない物言いに、ちょっと心が揺れています。
ほう、フォーリン・ラブ!!
ところがこのおゆきさんが、明智光秀の素顔を見てしまうわけです!!
この展開もなかなか先が楽しみだね。
皆で津島のお祭りに行った夜の光景は、とても素晴らしかったなあ・・・。
こういう緩急の付け方で、ぐっと物語に深みが出るんだなあ。
全く目が離せない天下取り!
次号を待つ!
「信長協奏曲 6」 石井あゆみ ゲッサン少年サンデーコミックス
満足度★★★★☆