映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

昼下がり、ローマの恋

2012年04月25日 | 映画(は行)
3組の男女の恋模様。あなたが共感するのはどれ?



                    * * * * * * * * * *


ローマのアパートに暮らす3組の男女の恋模様を、オムニバス形式で語ります。


まずは「若者の恋」。
仕事でトスカーナを訪れたロベルトは、
土地の娘ミコルに誘惑されて関係を持ってしまいます。
土地の人はみな大らかで、こんなところの生活も悪くないなと彼は思う。
けれども問題はローマにいる彼女。
そろそろ結婚を考えていた二人なのです。
さあ、どうする!!
ロベルト役はリッカルド・スカマルチョで、
「あしたのパスタはアルデンテ」に出演していました。
さすがにこの濃い顔は覚えていた!!
それにしても、今時は離れていてもオンラインで顔を合わせながら話ができるので、
嘘をごまかすのも、なかなか大変。


お次は「熟年の恋」。
人気キャスターのファビオ。
積極的な女性エリアナと浮気をしてしまうのですが、
実はこの女性には問題あり。
殿方、うかつな浮気は身を滅ぼしますぞ。
それにしても、ファビオのカツラをすぐに見破り剥ぎ取ったエリアナ。
そして彼女の“プレイ”には笑ってしまいました。


最後が「老年の恋」で、ロバート・デ・ニーロの出番です。
心臓の手術をしたばかりのアメリカ人エイドリアン。
アパートの管理人オーグストの娘ビオラと出会います。
パリ帰りの彼女は父親とそりが合わず、彼女の相談に乗るうちに・・・。
恋に年齢は関係なし、ということで。
ロバート・デ・ニーロを見ていると、年齢を重ねた男のシワもいいもんだなあ・・・と思えてきます。
これがそこらのおじさんなら犯罪??と思うかもしれない年齢差。
それが美しくロマンに見えてしまう、映画の恐ろしさ・・・(?)
ま、いいか・・・。

2011年/イタリア/126分
監督:ジョバンニ・ペロネージ
出演:ロバート・デ・ニーロ、モニカ・ベルッチ、リッカルド・スカマルチョ、カルロ・ベルドーネ、ミケーレ・プラチド