中年の桜井京介だけど
* * * * * * * * * *
パーティ会場で衆人環視の毒殺。
書斎に置かれた浴槽の中の死体。
学校に届いた脅迫状に記された謎の言葉……。
蒼が桜井京介が神代教授が、再び魅惑的な謎を解き明かす。
書き下ろし短篇「さくらゆき」ほか三編を収録。
* * * * * * * * * *
待ちに待った、建築探偵シリーズの続編。
もう一ヶ月も前にでていたのですね・・・
。全然気づいていなくて、見過ごすところでした。
最近書店のノベルスの棚はほとんど若い人向けの物が多くて、
あまり見ていなかったですからねえ・・・。
さて、続編。
「一応完結しておきながら、続編ってどうなのか・・・」、
については、本作巻末で何故か神代教授があとがきとして述べておりますが、
いやいや、ファンとしては全然文句はありません。
その後の登場人物と出会えるだけで、十分幸せ。
短編3作と、書きおろし!一作。
時はなんと一気に進んで2012年。
神代邸に京介と蒼が相変わらず居候。
蒼はなんと高校のスクールカウンセラーなどをしている34歳!!
京介は自称「家政夫」40代。
あらら・・・お年を召しましたこと。
でも皆さんお元気そうで、感無類。
本巻には登場しませんが、深春は二児のパパに。
うーむ、このようなことばかり印象に残っていまして、
肝心のミステリの内容はどうでも良くなってしまっているという・・・。
著者には申し訳ないのですが、そういうことです。
そして本作で登場した印象的な少女、庄司ゆき。
著者は今後この少女をまた登場させようと目論んでいるようですが・・・。
本作で、女はあくまでも脇役。
あまり目立つと返って嫌われますよ・・・。
とにかく、桜井京介ファンのためのサービスみたいな本です。
ついでに本作で、高校生から見た40代桜井京介。
コットンシャツにジーンスの服装や、
ろくに床屋にも行かずに放ってあるような、肩に届きそうなくらいの油気のないぱさぱさの髪や、
低くもかすれてもいない声を聞くと
大学生でもおかしくないくらい若く感じるけど、
身にまとう空気はさらっと乾いていて、
でも冷たいという感じではなくて、
年寄り臭いといえば聞こえが悪いけれど、
押しつけがましいとかずうずうしいとかエネルギッシュとかいう言葉の対局とでもいうか。
気がついてみるとすごく目鼻立ちの整った、美しい顔の人だった。
高すぎない鼻筋がすうっと通って、
顎のラインが絵に書かれたみたいにきれいだ。
肉の薄い頬が白くて、
でも貧相に見えないのは唇のふくらみがバランスをとっているからだろう。
その顔に、妙に無骨な黒縁の眼鏡をかけているのが、
はっきりいって似合わない。
長々と引用してしまいました。
つまり、相変わらず、なのでした。
あまり想像がつかないのですが、
俳優さんに例えると誰になりましょうか・・・?
まあ、それぞれの好みで勝手に想像すればよいのですね!
「さくらゆき 桜井京介returns」篠田真由美 講談社ノベルス
満足度★★★★☆
さくらゆき 桜井京介returns (講談社ノベルス) | |
篠田 真由美 | |
講談社 |
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パーティ会場で衆人環視の毒殺。
書斎に置かれた浴槽の中の死体。
学校に届いた脅迫状に記された謎の言葉……。
蒼が桜井京介が神代教授が、再び魅惑的な謎を解き明かす。
書き下ろし短篇「さくらゆき」ほか三編を収録。
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待ちに待った、建築探偵シリーズの続編。
もう一ヶ月も前にでていたのですね・・・
。全然気づいていなくて、見過ごすところでした。
最近書店のノベルスの棚はほとんど若い人向けの物が多くて、
あまり見ていなかったですからねえ・・・。
さて、続編。
「一応完結しておきながら、続編ってどうなのか・・・」、
については、本作巻末で何故か神代教授があとがきとして述べておりますが、
いやいや、ファンとしては全然文句はありません。
その後の登場人物と出会えるだけで、十分幸せ。
短編3作と、書きおろし!一作。
時はなんと一気に進んで2012年。
神代邸に京介と蒼が相変わらず居候。
蒼はなんと高校のスクールカウンセラーなどをしている34歳!!
京介は自称「家政夫」40代。
あらら・・・お年を召しましたこと。
でも皆さんお元気そうで、感無類。
本巻には登場しませんが、深春は二児のパパに。
うーむ、このようなことばかり印象に残っていまして、
肝心のミステリの内容はどうでも良くなってしまっているという・・・。
著者には申し訳ないのですが、そういうことです。
そして本作で登場した印象的な少女、庄司ゆき。
著者は今後この少女をまた登場させようと目論んでいるようですが・・・。
本作で、女はあくまでも脇役。
あまり目立つと返って嫌われますよ・・・。
とにかく、桜井京介ファンのためのサービスみたいな本です。
ついでに本作で、高校生から見た40代桜井京介。
コットンシャツにジーンスの服装や、
ろくに床屋にも行かずに放ってあるような、肩に届きそうなくらいの油気のないぱさぱさの髪や、
低くもかすれてもいない声を聞くと
大学生でもおかしくないくらい若く感じるけど、
身にまとう空気はさらっと乾いていて、
でも冷たいという感じではなくて、
年寄り臭いといえば聞こえが悪いけれど、
押しつけがましいとかずうずうしいとかエネルギッシュとかいう言葉の対局とでもいうか。
気がついてみるとすごく目鼻立ちの整った、美しい顔の人だった。
高すぎない鼻筋がすうっと通って、
顎のラインが絵に書かれたみたいにきれいだ。
肉の薄い頬が白くて、
でも貧相に見えないのは唇のふくらみがバランスをとっているからだろう。
その顔に、妙に無骨な黒縁の眼鏡をかけているのが、
はっきりいって似合わない。
長々と引用してしまいました。
つまり、相変わらず、なのでした。
あまり想像がつかないのですが、
俳優さんに例えると誰になりましょうか・・・?
まあ、それぞれの好みで勝手に想像すればよいのですね!
「さくらゆき 桜井京介returns」篠田真由美 講談社ノベルス
満足度★★★★☆