これもまた、「愛おしい時間」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/8c/0d8ba3fd703c07c3205ac4e8e840b5b7.jpg)
* * * * * * * * * *
高校3年のミア(クロエ・グレース・モレッツ)はチェロ奏者になるため、
ジュリアード音楽大学を目指しています。
優しい両親と弟。
そして、ロックバンドで注目を浴びている彼氏・アダム(ジェイミー・ブラックリー)。
大学に入ればアダムと離れ離れになってしまうのが不安ですが、
それでも、彼女の未来は希望に満ちていたはずでした。
しかし、ある雪の朝、
家族と一緒に乗っていた車に対向車が激突。
ミアは家族をみな失い、自身も生死の境を彷徨う昏睡状態となってしまいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/be/d0e5afa33b75604266952c3256ea68f0.jpg)
本作では、昏睡状態の体から抜け出た魂のミアが、
家族のことやアダムとの出会いを回想しながら、
彼女を心配して病院に訪れる様々な人々の様子を見ています。
もしここで目を覚まし生き残ったとしても、
家族は誰もおらず、孤児になってしまいます。
そのような絶望を生きることができるのだろうか・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/bf/2310ebb3eab0770c4d9bde5de26f8732.jpg)
ある看護師が耳元でささやきます。
「生きるのも死ぬのも、あなたの意志次第なのよ・・・」
息子夫婦と孫の男の子を失い悲嘆にくれている祖父は、けれども気丈にも言う。
「辛いのなら、そんなに頑張らなくてもいいんだよ・・・」
ミアは過酷な現実を生きる気持ちが次第に薄れていきますが・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/07/37ee618dbd9510efee1bc8790daf1b90.jpg)
事故があって、昏睡状態の彼女がいて、
そこから回想に入っていくという今作の構成が、非常に成功していると思います。
先日見た「アバウト・タイム 愛おしい時間について」の
「愛おしい時間」という言葉が胸に浮かんできました。
こんなことが起こってしまった時から考えると、
弟が生まれた時のこと、
チェロに初めて触れた時のこと、
アダムとの出会い、初めてのデート・・・
何もかもがかけがえなくなく愛おしく感じられる。
そういう情感があふれる本作、
私はどのシーンもウルウルさせられてしまいました。
しっとりしたチェロの音色も素敵ですし、
けれどアダムのバンドも加わったところで、
上品過ぎず現代的に仕上がっているのもいいですね。
何にしても挿入される数多くの音楽が
またまた私の涙腺を刺激します・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/45/7fb69a6648f5b000e6fc60417fc6527b.jpg)
天才子役のクロエ・グレース・モレッツが、
子役から一人の女優へと変身するさまを見たような気がします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/d6/8a3e532037c34605611739d26d374805.jpg)
「イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所」
2014年/アメリカ/107分
監督:R・J・カトラー
出演:クロエ・グレース・モレッツ、ミレイユ・イーノス、ジョシュア・レナード、ジェイミー・ブラックリー
音楽性★★★★☆
かけがえのない時間性★★★★★
満足度★★★★☆
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/8c/0d8ba3fd703c07c3205ac4e8e840b5b7.jpg)
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高校3年のミア(クロエ・グレース・モレッツ)はチェロ奏者になるため、
ジュリアード音楽大学を目指しています。
優しい両親と弟。
そして、ロックバンドで注目を浴びている彼氏・アダム(ジェイミー・ブラックリー)。
大学に入ればアダムと離れ離れになってしまうのが不安ですが、
それでも、彼女の未来は希望に満ちていたはずでした。
しかし、ある雪の朝、
家族と一緒に乗っていた車に対向車が激突。
ミアは家族をみな失い、自身も生死の境を彷徨う昏睡状態となってしまいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/be/d0e5afa33b75604266952c3256ea68f0.jpg)
本作では、昏睡状態の体から抜け出た魂のミアが、
家族のことやアダムとの出会いを回想しながら、
彼女を心配して病院に訪れる様々な人々の様子を見ています。
もしここで目を覚まし生き残ったとしても、
家族は誰もおらず、孤児になってしまいます。
そのような絶望を生きることができるのだろうか・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/bf/2310ebb3eab0770c4d9bde5de26f8732.jpg)
ある看護師が耳元でささやきます。
「生きるのも死ぬのも、あなたの意志次第なのよ・・・」
息子夫婦と孫の男の子を失い悲嘆にくれている祖父は、けれども気丈にも言う。
「辛いのなら、そんなに頑張らなくてもいいんだよ・・・」
ミアは過酷な現実を生きる気持ちが次第に薄れていきますが・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/07/37ee618dbd9510efee1bc8790daf1b90.jpg)
事故があって、昏睡状態の彼女がいて、
そこから回想に入っていくという今作の構成が、非常に成功していると思います。
先日見た「アバウト・タイム 愛おしい時間について」の
「愛おしい時間」という言葉が胸に浮かんできました。
こんなことが起こってしまった時から考えると、
弟が生まれた時のこと、
チェロに初めて触れた時のこと、
アダムとの出会い、初めてのデート・・・
何もかもがかけがえなくなく愛おしく感じられる。
そういう情感があふれる本作、
私はどのシーンもウルウルさせられてしまいました。
しっとりしたチェロの音色も素敵ですし、
けれどアダムのバンドも加わったところで、
上品過ぎず現代的に仕上がっているのもいいですね。
何にしても挿入される数多くの音楽が
またまた私の涙腺を刺激します・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/45/7fb69a6648f5b000e6fc60417fc6527b.jpg)
天才子役のクロエ・グレース・モレッツが、
子役から一人の女優へと変身するさまを見たような気がします。
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「イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所」
2014年/アメリカ/107分
監督:R・J・カトラー
出演:クロエ・グレース・モレッツ、ミレイユ・イーノス、ジョシュア・レナード、ジェイミー・ブラックリー
音楽性★★★★☆
かけがえのない時間性★★★★★
満足度★★★★☆