デスノート、決着までの間の大事件
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デスノート前2作に続く第3弾。
でも、これは続きというよりもスピンオフというべきでしょう。
キラ事件解決のためにある決断をしたL(松山ケンイチ)に
残された時間は23日間。
そんな彼に、人類の存亡を欠けた新たな事件が舞い込むのです。
Lが主役の物語なので、確かに「続き」にはできないですもんね・・・。
自分の運命を知りつつも、最後まで使命を果たそうとするLがイカしてます。
彼が挑むのは、ウイルスを用いた人類殲滅テロ。
地球の環境破壊を憂う一団が、人類が増えすぎたためにこうなったのだと、
人類のほとんどを滅亡させてしまおうという恐ろしい計画を立てたのでした・・・。
素材がウイルスということで、今見るのにはちょっと微妙。
あっという間に周囲に感染して、その場で症状が出て死んでいくという、
超劇ウイルスです。
これはマスクや密を避けるくらいでは防げなさそう・・・。
それで、本作では対策としてワクチンではなく抗ウイルス薬を開発するわけなのです。
予防ではなくて、ウイルスそのものを撃退する薬。
こんなのがコロナウイルスにもあるといいのですが・・・。
しかし作中にこんな説明がありました。
兵器としてウイルスを使おうとするものは、
必ず同時にワクチンも開発するものだ。
そうでなければ、自分も死んでしまうから・・・と。
なるほど、ということはやはり今回の新型コロナウイルスはやはり
「兵器」というわけではなかったのか。
・・・いや、開発途上で誤って漏れ出てしまったとすれば・・・、なんてね。
寄り道してしまいました。
ということで、本筋のストーリーはどうということもないモノだったのですが、
変人めいたLをたっぷり堪能できたのでヨシという感じです。
相変わらず猫背で常に甘いものを食べていて、変な動作をする。
アクションも子どもをあやすのも苦手。
うーん、結局どうしてLがこんなふうなのか、
その生い立ちとか前身とかが語られるのかと思えば、
全く語られませんでした・・・。
残念。
でも、人並み以上の正義心と、まともな大人の精神は持っているので、
そう悲惨な生い立ちではないのかも。
「甘いものが好きなのは、脳を使うには甘いものが必要だから」
などと自分では言っていましたが。
なんと、彼の極秘行動のために、どピンクのクレープ販売仕様のワゴン車が登場。
あらら・・、「メロンパン号」登場10年以上前に、
こんな「クレープ号」があったなんて・・・!!
そして福田麻由子さんが、12・3歳くらいのかわいらしい少女!!
これもいい。
私的には好きな作品です。
この題名、誤りじゃなくて、あえてWorLdと、エルが大文字なんです・・・。
<WOWOW視聴にて>
「L change the WorLd」
2008年/日本/129分
監督:中田秀夫
出演:松山ケンイチ、工藤夕貴、福田麻由子、南原清隆、平泉成、高嶋政伸
スピンオフ度★★★★★
満足度★★★★☆
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