日本人はきっと気にいる・・・
* * * * * * * * *
60年代、世界的人気を誇った米ポップスグループ、フォー・シーズンズ。
その栄光と挫折の物語です。
えーと、例によって私たちぴょこぴょこコンビが出てきたのは、
クリント・イーストウッド作品だからなんだよね。
はい。出演はしていないけれど、監督です!!
あ、だけどほんの一瞬映画の中のTVに映ってたよね。
うん、若~いクリント・イーストウッドがね。
ちょっと心憎い演出。
で、本作はこの映画オリジナルではなくて、
2006年トニー賞でミュージカル作品賞等4部門受賞の
ブロードウェイミュージカルを映画化したものなんだね。
ミュージカルにクリント・イーストウッド監督?というと
ちょっと違和感があるかも知れないけれど、
音楽にも造詣が深いイーストウッド監督だから、それはアリでしょう。
うん、多分フォー・シーズンズの曲は、
監督自身の青春を飾った懐かしい曲でもあるのだろうな。
そういうあなたは???
イヤこんなこと言うといい年なのがバレるけど、
「シェリー」の曲が流行った頃はまだ子供の頃だね・・・。
でも、テレビやラジオでずいぶん流れていたから、とても良く覚えているよ。
日本のバンドが日本語で歌っていて、そちらの印象のほうが強いかもしれない。
小学生のしかも低学年の頃?
だからなんというグループだったのかもおぼえていないけど・・・
今、つい調べてしまったよ。
ダニー飯田とパラダイスキング。
あ、そう言われれば思い出した・・・。
ちゃんとYouTubeにもあるんだなあ・・・。便利な世の中だよ。
で、やっぱりフランキー・ヴァリ並みの声を出せる男性がいなかったようで、
ボーカルは九重佑三子さんなんだな。
ついでに本家のフォー・シーズンズ版も聞いたけど、やっぱりいいねえ~。
懐かしいだけじゃなくて、なんだか楽しくなっちゃう曲だなあ。
本作で初めてこの曲を聞く若い方もきっと気にいると思います・・・って、
いやいや、ちょっとー、映画そっちのけで「シェリー」の話になっちゃってるよ。
はい、軌道修正します。
ニュージャージー州の貧しい地区。
4人の若者たちがポップスのグループを結成。
お金もコネもない者がこの町から出るには、
軍隊に入るかギャングになるしかない・・・などと言われていた。
実際、グループのニック・マッシとトミー・デヴィートは前科もあるチンピラだ。
でも、フランキー・ヴァリの特異な声と才能は買っていて、
なにかと大事に思っているのは見て取れる。
そうそう、それはあのギャングのボス(クリストファー・ウォーケン)も同じで、
密かな後ろ盾としては心強い!!
なんとなく、町のみんなが応援しているという感じが心地よかった。
そこにまた、作曲もできて歌も抜群のボブ・コーディオが加わって
グループは一段とレベルアップ。
そしてその「シェリー」が空前の大ヒットとなるわけだ。
まあでも、たいていの音楽ユニットはその後分裂していくよね。
フォー・シーズンズもまた然り。
つまりもともとチンピラのトミーが、マネージャー的役割を務めていたのだけれど、
コイツがいつでもトラブルメーカーだ。
彼のお陰で空中分裂しかけたグループの後始末を、フランキーがどうつけていくのか。
うん、そこのところが見どころだし、
フランキーは日本的義理人情になじむ奴だなあ。
確かに・・・。
それから、映画になるようなミュージシャンは、
100%といっていいくらいドラッグに溺れ、自滅していくものだけど、
本作、それがないのがステキだなあと思った。
うん、事実はどうかわからないけれど、少なくとも本作では、ね。
でもフランキーの娘が・・・。
やっぱり、そういうものにはすごく近い世界なんだろうね。
作中、出演者が観客に向けて語りかけるところがあるでしょう?
面白い演出だなあと思ったのだけれど、
これはこの映画独自のものではなくて、元のミュージカルにある演出なんだって。
そうなのか。
さすがイーストウッド監督・・・なんて感心してみてしまった!
ラストのカーテンコールにも似たフィナーレがまた、
すこぶる楽しくてステキだった!!
華やかで、やっぱりいいよねえ。
クリストファー・ウォーケンまで踊ってたし、それこそ、インド映画のノリに近い。
「舞妓はレディ」の残念なラストとつい引き比べてしまったよ・・・。
いや、それは初めから比べちゃダメだから・・・。
「ジャージー・ボーイズ」
2014年/アメリカ/134分
監督:クリント・イーストウッド
出演:ジョン・ロイド・ヤング、エリック・バーゲン、マイケル・ロメンダ、ビンセント・ピアッツァ、クリストファー・ウォーケン
懐かしのメロディ度★★★★★
栄光と挫折度★★★★☆
ほんのりユーモア度★★★★☆
満足度★★★★☆
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60年代、世界的人気を誇った米ポップスグループ、フォー・シーズンズ。
その栄光と挫折の物語です。
えーと、例によって私たちぴょこぴょこコンビが出てきたのは、
クリント・イーストウッド作品だからなんだよね。
はい。出演はしていないけれど、監督です!!
あ、だけどほんの一瞬映画の中のTVに映ってたよね。
うん、若~いクリント・イーストウッドがね。
ちょっと心憎い演出。
で、本作はこの映画オリジナルではなくて、
2006年トニー賞でミュージカル作品賞等4部門受賞の
ブロードウェイミュージカルを映画化したものなんだね。
ミュージカルにクリント・イーストウッド監督?というと
ちょっと違和感があるかも知れないけれど、
音楽にも造詣が深いイーストウッド監督だから、それはアリでしょう。
うん、多分フォー・シーズンズの曲は、
監督自身の青春を飾った懐かしい曲でもあるのだろうな。
そういうあなたは???
イヤこんなこと言うといい年なのがバレるけど、
「シェリー」の曲が流行った頃はまだ子供の頃だね・・・。
でも、テレビやラジオでずいぶん流れていたから、とても良く覚えているよ。
日本のバンドが日本語で歌っていて、そちらの印象のほうが強いかもしれない。
小学生のしかも低学年の頃?
だからなんというグループだったのかもおぼえていないけど・・・
今、つい調べてしまったよ。
ダニー飯田とパラダイスキング。
あ、そう言われれば思い出した・・・。
ちゃんとYouTubeにもあるんだなあ・・・。便利な世の中だよ。
で、やっぱりフランキー・ヴァリ並みの声を出せる男性がいなかったようで、
ボーカルは九重佑三子さんなんだな。
ついでに本家のフォー・シーズンズ版も聞いたけど、やっぱりいいねえ~。
懐かしいだけじゃなくて、なんだか楽しくなっちゃう曲だなあ。
本作で初めてこの曲を聞く若い方もきっと気にいると思います・・・って、
いやいや、ちょっとー、映画そっちのけで「シェリー」の話になっちゃってるよ。
はい、軌道修正します。
ニュージャージー州の貧しい地区。
4人の若者たちがポップスのグループを結成。
お金もコネもない者がこの町から出るには、
軍隊に入るかギャングになるしかない・・・などと言われていた。
実際、グループのニック・マッシとトミー・デヴィートは前科もあるチンピラだ。
でも、フランキー・ヴァリの特異な声と才能は買っていて、
なにかと大事に思っているのは見て取れる。
そうそう、それはあのギャングのボス(クリストファー・ウォーケン)も同じで、
密かな後ろ盾としては心強い!!
なんとなく、町のみんなが応援しているという感じが心地よかった。
そこにまた、作曲もできて歌も抜群のボブ・コーディオが加わって
グループは一段とレベルアップ。
そしてその「シェリー」が空前の大ヒットとなるわけだ。
まあでも、たいていの音楽ユニットはその後分裂していくよね。
フォー・シーズンズもまた然り。
つまりもともとチンピラのトミーが、マネージャー的役割を務めていたのだけれど、
コイツがいつでもトラブルメーカーだ。
彼のお陰で空中分裂しかけたグループの後始末を、フランキーがどうつけていくのか。
うん、そこのところが見どころだし、
フランキーは日本的義理人情になじむ奴だなあ。
確かに・・・。
それから、映画になるようなミュージシャンは、
100%といっていいくらいドラッグに溺れ、自滅していくものだけど、
本作、それがないのがステキだなあと思った。
うん、事実はどうかわからないけれど、少なくとも本作では、ね。
でもフランキーの娘が・・・。
やっぱり、そういうものにはすごく近い世界なんだろうね。
作中、出演者が観客に向けて語りかけるところがあるでしょう?
面白い演出だなあと思ったのだけれど、
これはこの映画独自のものではなくて、元のミュージカルにある演出なんだって。
そうなのか。
さすがイーストウッド監督・・・なんて感心してみてしまった!
ラストのカーテンコールにも似たフィナーレがまた、
すこぶる楽しくてステキだった!!
華やかで、やっぱりいいよねえ。
クリストファー・ウォーケンまで踊ってたし、それこそ、インド映画のノリに近い。
「舞妓はレディ」の残念なラストとつい引き比べてしまったよ・・・。
いや、それは初めから比べちゃダメだから・・・。
「ジャージー・ボーイズ」
2014年/アメリカ/134分
監督:クリント・イーストウッド
出演:ジョン・ロイド・ヤング、エリック・バーゲン、マイケル・ロメンダ、ビンセント・ピアッツァ、クリストファー・ウォーケン
懐かしのメロディ度★★★★★
栄光と挫折度★★★★☆
ほんのりユーモア度★★★★☆
満足度★★★★☆
えっ? この映画の場合にだけ効果的に用いたのでしたか。
iinaは、ラストシーンが一番盛り上がりました。ハイ。
ぴょこぴょこコンビの会話形式は、特定の時にだけお贈りしています。グイン・サーガとか、クリント・イーストウッド出演あるいは監督作品、そして近ごろはもっぱら西島秀俊さん出演作品。
時々気まぐれに出てくることもあります。
本作はもちろんクリント・イーストウッド監督作品だから。
私もラストシーン、大好きです!