アカデミー賞7冠!
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マルチバース(多元宇宙)×カンフーアクションという、話題作。
この度アカデミー賞7冠を達成しました。
破産寸前のコインランドリーを営む、中年女性エヴリン(ミシェル・ヨー)。
ボケているが頑固な父。
いつまでも反抗期、女性のパートナーを持つ娘。
優しいだけで、頼りにならない夫。
そんな中で仕事にきりきり舞い。
エヴリンは生活に疲れ果てています。
そんなある日突然、夫が突如豹変して
「全宇宙にカオスをもたらす強大な悪を倒せるのは君だけだ!」
というのです。
わけも分からず、マルチバース(多元宇宙)に飛び込んだエヴリンは、
そこでいくつもの別の人生を体験しつつ、
カンフーマスターばりの身体機能を手に入れ、
全人類の命運をかけた戦いの中へ身を投じていきます・・・。
多元宇宙という概念は、私にもおなじみではありますが、
やたらハイスピードで切り替わるエヴリンの人生模様に目が回りそう・・・。
そしてコミカルでキレのあるカンフーアクションはまあ、楽しいのですけれど。
まさにすべてが「カオス」。
私、この頃こういう作品にはもうついて行けないと感じることが多いです。
今後、いかにアカデミー賞がらみであっても、ムリして見るのはやめようと思った次第。
お若い方は存分にたのしんでください・・・。
(感想述べるのも、もうあきらめてる・・・)
とはいえ、わけの分からない戦闘が、
エヴリンが乗り込んだ敵地「税務署」内で行われたというのがナイスでしたけれど。
そしてまた、ヒロインがアジア系の中年女性というのは大いに気に入りました。
白人のイケメン青年のヒーロー像という既成概念やら何やらを
破壊し尽くすと言う意味で、意義のある作品ではありましょう。
<シネマフロンティアにて>
「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」
2022年/アメリカ/139分
監督・脚本:ダニエル・クワン、ダニエル・シャイナート
出演:ミシェル・ヨー、スティファニー・スー、キー・ホイ・クァン、
ジェニー・スレイト、ハリー・シャム・Jr、ジェームズ・ホン
カオス度★★★★★
満足度★★★☆☆
7冠は気になりますが、観に行くのやめます😬
百聞は一見にしかずといいますから、見るのをあきらめることもないだろうとは思います。
わたしは、もう現代的感覚についていけなくなってしまったのかな、と、ちょっぴり淋しい気がしますが、ダメでした・・・。